怪人から催眠アプリの入ったスマホとリストをもらったリョウだったが、催眠アプリについては半信半疑。
とりあえず見せるだけはまずやってみようと思い、昼休みにミオのいる教室の近くまでやってきた。
偶然廊下にいたミオを見つけると、すかさず声をかける。
「魁山さん、ちょっといい?」
リョウが呼び止めると、ミオの周りにいた女子生徒たちはミオを残して離れていく。
「牧田から聞いたんだけど、最近あんまり練習来てないんだって?」
女子水泳部の部長である牧田から聞いたテイだったが、そのへんはリョウが自ら調査済み。
ミオは彼氏とのセックスに溺れるあまり、練習には行かず、学校が終わればすぐに彼氏のところに行っては腰を振っている。
部活に行っていないのは事実だったが、あまり面識のないリョウにそれを言われたのは少し心外である。
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