処分場まであと数kmといったあたりで、背中が痒くなったと訴える中田さん。
やっと菜月の気を逸らしてくれた…ホッとしながらも、今ローターを抜いては手が汚れるし、その手を見られてはバレてしまう…そう思ってティッシュをズボンの中に入れて股間を拭くくらいしかできませんでした。
そしてローターのスイッチを切ります。
ローターが入ったままでも、振動さえなければ堪えられる…安心してトラックを降りました。
「……ふう、これで最後の荷物ね。
菜月も、しっかり持っててね。」
すべての廃棄を終えると、安心してジュースやお茶を買います。
たとえ小銭であっても手伝ってくれた中田さんに出させる訳にはいかないと、自販機までついて行きます。
そこで下腹部を触られ、私の手もまた中田さんの下腹部にそえられました。
「…ええ、振動だけ止められたから、作業中に足を滑らせる心配はなかったわ。
でもやっぱり、中に入ってて、それを意識するだけでも熱くなってくるのよ。」
私もだけれど、中田さんのオチンチンも熱く硬くなってる……こんなところでする訳にもいきませんから、お互い確認だけでした。
けれど、考えてみればもうローターを止めておく必要もないのです。
「…あ。菜月、おかえりなさい。
今度はお母さんが手を洗ってくるわね。
中田さんの抱えたジュース、あなたも運んであげて。」
トイレから出てくる菜月を捉えると、中田さんから距離を取って菜月を呼び寄せ、入れ替わりに姿を消します。
誰もいない女子トイレで、ズボンを下ろして太腿にバンドで固定したローターのスイッチをどうしようかと悩んでいると、男性の声で我に返ります。
その声が誰かは判るため、ズボンを上げると個室の鍵を開けて姿を現しました。
「ええ。約束のように、菜月の目を盗んで抜くことはできなかったから、そのまま外さないわ。
スイッチも、また入れ直してるから。」
そう宣言した通り、静かにしていると微かに振動音が聞こえてきます。
もともと亡夫に調教されてきた身ですから、言いつけを守れなかった場合はそのまま許されないのが当然だと考えているのです。
そしてそのままトラックまで戻り、3人でジュースをいくらか飲んだ後、また乗り込みました。
菜月
「それで、教授ってば大遅刻しておいて『ゼミのことを失念していた』とか言うのよ。
それで教授会で論戦に熱を入れてたとか、2時間待たされたこっちの身にもなってほしいわよ!」
菜々緒
「そ…それは災難だったわね。ふふふ……んっ。」
帰りは聞き役に徹し、なるべく喘ぎ声を漏らさないように気をつけます。
けれど、我慢すればするほど意識してしまい、その微弱な快感に表情が弛んでしまうのでした。
(ああ…早く中田さんになんとかして欲しいわ…。)
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