みやが来ることを知って、帰宅の足が急いだ。
ガチャガチャッと鍵を開け、『ただいま~』と声を掛けるや否や、待ってましたとばかりにみやが私に抱きついた。
『どうした?・・・ッン?なにか、あったの?』
駄々っ子をあやす様に、抱きしめたみやの体を左右に振って聞いた。
そのままの状態から、顔を近づけみやの舌を吸い、舌を絡めていく。
みやの舌は蕩けるような柔らかさで、この舌で口技された下半身の感覚が忘れられない。
みやも、今まで見せなかったような積極的なキスを仕掛ける。
舌を絡め、舌を吸いあげてお互いの舌が、お互いの口の中を行ったり来たりして糸を引き合う。
最後に、自分の唾液を流し込み、それを私が飲み込むのを確認すると、落ち着きを取り戻したようで、
『察すところ、野球部の野村のことかな?
正直に話すわけにはいかないし、困ったよね。』
(結論から言えば、みやの選択を尊重する。
私とパパ活を継続するのか、野村と付き合うのか、それとも両方と付き合っていくのか。
ただ、両方は難しいだろう、と思う。
何故なら、3人の距離が近すぎるから。
同じ学校内では、当事者を知ってるものが多いという事で、誰の目にも触れずに付き合うのは不可能だという事。
では、私との関係は、所詮、パパ活でお金と身体の関係と割り切って野村と付き合う選択肢は?
これは、藤崎みや個人の道徳観とか、道義的な責任の感じ方によるだろうが、性格的に出来ないだろうと思う。
となると、私との関係を継続するか、私との関係を断ち切って野村と付き合うのかの、二つに一つか。
もっとも、野村君は恋愛の対象ではないとみやが言うのなら、なんの問題もないのだが、
本人が悩んでいるという事が、恋愛の対象になり得る存在だと、認めている証拠になる。
≪先生は、どうなのよ?私の事、そんな気持ちだったの?≫
と、みやに問われたらどう答えるだろう?
藤崎本人の心の内と、自分自身の心の内を考える。
素直になればいい事、これにつきるが、
世間体、社会的地位、など考えると、それは我儘で卑怯だと、もう一人の自分が囁く。
本音はなし崩しのまま、今の状態でいたい、と言う事だが。
【こんにちは、
オナニーシーンは良かったですね、ビックリしました。
出来れば、もう少し、詳細に描いていただければと、思っています。
みやは、先生に決断を迫るのでしょうね。
先生は男として、どうするつもり?ってか。】
※元投稿はこちら >>