まだ相手は高校生だから遅くまで引き留めるわけにはいかない、と逸る気持ちを押さえて、
みやに先にバスルームを使うように促す。
本当は、一緒に入りたかった。
この手でみやの身体を洗い、みやを感じたかった。
ただ、焦らず、ゆっくりとみやの本当の信頼を勝ち取る為、自重した。
変な大人の自覚が芽生えた、という事か。
みやと交代にバスルームに入り、シャワーを浴びる。
世の中のどこにでもあるパパ活の女子高生じゃないか、と思って平常心に持って行こうとするが、
何故だか、藤崎みやという生徒には無責任な事は出来ないと、プレッシャーを感じてしまう。
パパ活をするには、みやは純粋過ぎた。
これから、色々な男性と出会って恋愛をし、傷つく事もあるだろうし、壁にぶつかることもあるだろう。
ただ、そんな時、私との関係が彼女の助けの一因にでもなってくれれば、そんな関係を築いていきたいし、そうしなければと思う。
バスローブを纏い、寝室に入る。
部屋は暗く、ベッドの盛り上がりでみやが寝ているのが、かろうじてわかった。
ベッドに腰を下ろし、背中を見せているみやの肩に手を置いた。
『・・・・心配しないで。・・・優しくするから。』
みやの背中に向かって、言葉をかけると、後ろから華奢な身体を抱きしめた。
抱きしめた瞬間、みやの髪のシャンプーの香りが匂い立った。
そのまま、みやの髪の毛に唇を押し付けた。
そして、ゆっくりとみやの身体を私の方に向けた。
薄暗くてもルームライトでみやの表情を見たかったが、真っ暗だったのでまったく見えなかった。
(一緒にバスルームに入れるようになりたいのと、いつかは明るい光の中でみやを抱けますように。)
みやの髪の毛を撫でつけ、唇を重ねると、舌先を押し込みみやの舌を絡めた。
柔らかく、蕩けるような舌の感触が、私の身体を大きくした。
【こんばんは、
お身体を大事になさって下さい。
それにしても、迷惑な台風です。
こっちには明日以降、月曜日まで影響が出るとTVで言っています。
どうぞ、お気をつけて。】
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