実家に帰って、一息ついていた。
お店に虫取りカゴを忘れた事に気が付いた・・・。
私としたら気持ちの悪いモノ無い方が良いのだが子供達はそうはいかない。
特に慎吾ちゃんはぐずり出し、取りに行きと言い出す始末。
後で私が取ってこなきゃいけないのかしら・・・。
ブルーになって晩御飯の支度を始めた。
やはり、今夜は慎一さん来れないのかな?・・・。
私はモヤモヤした気持ちがスッキリしない。
晩御飯も終わって、子供達をお風呂に入れた。
三人で入って順番に洗ってあげていると・・・
ゆうかちゃん
「ママ・・・さっきね・・・海の家のおじさんパンツの前が
モッコリしてたんだ・・・ママと似た様なパンツだった・・・」
慎吾ちゃんはまだ判らないが、ゆうかちゃんは男の子と女の子の
身体の違いに興味を持っている様だ。
モヤモヤが一層激しくなってきた・・・それにそんなこと話していた
なんて・・・恥ずかしい。
お風呂を上がって、涼んでいると玄関先で声がした。
公平さんだ・・・虫取りカゴを届けてくれたみたいだ。
慎吾ちゃんはパジャマに着替えていたので玄関に駆け出した。
私とゆうかちゃんは、パジャマに着替えて髪を乾かしていた。
ゆうかちゃんも公平さんが来たと知ると後を追った。
はるな
「公平さん、わざわざすいません・・・取りに伺おうと思って
いたんです・・・またお手間を掛けて・・・」
私は公平さんの顔が見れない・・・顔から火が出そうだった。
公平さんがまたねと、帰り掛けた時に子供達が花火を一緒に
しようとねだり出した。
私はご迷惑だと丁重にお断りしたが、実際は顔を上げられない
自分が居たのだ・・・帰って欲しかった・・・。
でも、にこやかにやろうと言ってお庭に回る。
私も今夜はパジャマで、下着も普通のもの・・・。
消火用のバケツに水を入れ、蚊取り線香を持ってお庭に回る。
縁側に子供達以外は腰掛け、公平さんと私と子供達はしゃがんで
手持ちの花火に火を着けた・・・。
その明かりに照らし出されて、みんなの楽しいそうな顔が浮かんでいた。
ふと私が胸元を見ると、その光に照らされてパジャマが透けている。
私はパジャマでもブラはして寝ない・・・公平さんの訪問は予定外・・・。
出来るだけ胸元を隠してその輪に入っていた。
最後に打ち上げ花火と、噴き上げ花火を公平さんがしてくれてミニ花火大会
は終わった・・・お礼を言ってお見送りして、もう子供達は眠そう・・・。
私も今日一日の疲れが眠気を誘う・・・。
また三人、蚊帳に入って眠りに堕ちた。
月明かりが部屋に入り込みみんなの寝顔を照らしている。
私も夢の中・・・だが、夢で今日のカブトムシが出てきた。
私の胸を這い回り、お腹を這って股間に向い愛液を啜り出す。
悪夢で・・・私は堪らず起きると寝たと思った慎吾ちゃんが
私の身体でカブトムシで遊んでいる・・・。
胸を山に見立て這い回らせて、樹液を飲ませる様に脚を開いて
股間に当てる・・・モゾモゾと鳥肌が立つ・・・。
でも、慎吾ちゃんに悪気は無い・・・でも、我慢出来ない。
はるな
「し、慎吾ちゃん・・・取って・・・ママ嫌いって言ったでしょう」
ちょっとキツく言ってしまうと、慎吾ちゃんは涙を浮かべて泣き出しそう。
はるな
(私の方が泣きたい・・・)
慎吾ちゃんを宥めてどうにか、カブトムシを虫カゴに入れてくれた。
でも・・・高まった気持ちはこれで火が着いてしまう・・・。
慎吾ちゃんを寝かし付けて、私はタオルケットに潜り込む・・・。
もう自分でなんとかするしか無い・・・。
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