「こらこら由香里…話が唐突過ぎるだろ…?
さすがに愛美ちゃんも、それじゃ混乱するだけだ…。」
愛美の反応から、自分との関係は母は当然知らない。
それどころか、パパ活をしていたこと自体もきっと知らないのだろう…。
あらゆる女を手籠めにしてきた男の洞察力はやはりそれなりの物だった。
複雑な笑みを浮かべながら、それでいて母に気を使わせないように振る舞う愛美。
しかし、何とか距離を置きたい、そんな雰囲気が滲み出ている。
とはいえ、由香里の頭の中もめでたいとしか言いようがない。
娘の名前を男に教えたかどうかもはっきりと覚えていないのだ。
というより、教えた記憶がなくとも、男が「聞いた」と言えば、由香里は「言った」のだ。
そういう関係性を作り上げている。
二人の反応を楽しみながら、眺めていると、由香里は当然のように再婚の話を切り出した。
さすがに唐突…、そう思い男はいったん由香里の言葉を押しとどめたのだ。
「由香里はともかく、愛美ちゃんと俺は今日初めて会ったんだ。
それなのにいきなり再婚するよ、一緒に住むよ…はさすがにつらいだろう…?」
いきなりだと言いながらも、一緒に住むよ…は、男が勝手に言い出したこと。
もちろん愛美の様子を伺う意味でもある。
「しばらくは、俺が由香里と愛美ちゃんの家にお邪魔するような形で見極めてもらうっていうのはどうだい…?
そんな毎日毎日は嫌だろうから、最初は週2回…3回くらいかな…?
最初はそれで我慢してくれるか…?由香里…。」
微笑みを浮かべながら、腰に手を回し愛美の様子を見ながらあえてわかるように尻を撫でながら話す。
我慢してくれるか…?それは性的な意味合いが強く、普通に考えれば娘…になるかもしれない少女の前でするような話ではない。
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