「すいません、秋菜さん…。」
突然の来訪者、茜を交えて4人で遊んだ。
初対面だったが、気さくで積極的な茜はすぐに溶け込み時間を忘れて楽しめた。
秋菜に頼まれていた買い物や洗濯物の片付けなどの一切をわすれてしまうほどに。
こういう時の空気を察するのは得意なのか、春馬は早々に事態を収拾するべく動く。
冗談っぽくじゃんけんを始めるが、それがすぐに動こうとする行動として理解できたのか、秋菜はそれ以上咎めることはなかった。
「あ…。」
思わず声が漏れそうになるが、不意に手に取ったのは秋菜の下着だった。
家事や買い物、もちろん洗濯物の片づけも、依頼することで圭祐にただのお客さんで居なくていいようにと秋菜の配慮だった。
ただし、秋菜が洗濯をするときは下着が圭祐の目に触れることのないように、別で洗濯をしていた。
今回は千夏が洗濯、いつも通りまとめて洗ってしまったことで圭祐の目に触れる結果となってしまった。
(これ…秋菜さんの…かな…。千夏ちゃんはまだこんなの履かないよな…たぶん。
秋菜さん…これ履いてるのか…。他にはどんなのを履くのかな…。)
圭祐の標的はあくまで千夏だった。
千夏の下着…それを身に着ける千夏に焦がれ、妄想し、果てていた。
しかし今手にしているのはその母親である秋菜の下着、いつも明るく、優しく、時には厳しく接してくれる。
圭祐にとっては一番身近な大人の女性…と言っても過言ではなかった。
気づけば数秒見つめていたかもしれない。
背後に秋菜がいたことを思い出し、振り返ること勇気はなく、そのまま感触を楽しむように撫でながら、ゆっくりと丁寧に畳んで伏せた。
先ほどまでの茜との一件、春馬に煽られ気味で慌ててごまかしたが、見えても良いものとはいえやはり刺激は強かった。
それに加えて目の前の秋菜の下着、圭祐の股間が反応するのはむしろ避けられないことだったかもしれない。
徐々に意識の中に、千夏以外の女が入ってくる感覚…母親の秋菜。
「秋菜さん…終わったよ…。」
バツが悪そうに畳んだ洗濯物をまとめて、秋菜に声をかけるとお礼の声が耳に入っているのか定かではないほど少し慌てて、トイレへと足早に去っていく。
排泄欲もないのにトイレに駆け込むことは少なくなかった。
早々にズボンを下着ごと引き下ろし、勃起したモノを露出させる。
竿に握りしめる左手、膝を開き、便座に腰を下ろすや否や上下に扱き始めた。
「く…は…。」
無意識だった…、激しく反り返るソレを根元から扱く。
慌てていた為、扉がきちんとしまっていなかったようだ。
そんな隙間から覗かれているなんて夢にも思わず、小さく秋菜の名を呼び、射精感に至るまでには時間はかからない。
「見たい…知りたい…あ、く、うぅぅっ。」
漏れる本心…本能の言葉。
どこまでの本心が秋菜の耳に届いたのか。
慌ててトイレットペーパーで先を覆い、欲望を吐き出す。
「は、…はぁ…はぁ…。」
手の中、握っていたトイレットペーパーが水気でどろどろになるほどの量を吐き出していた。
肩で息をするほど興奮したのか。
秋菜の視線には一切気づくことなく、逝き果てた。
帰りたくない…。
偶然とはいえ、何日かの滞在を提案されたことに喜びを隠せなくなったいた。
「あのさ…朝言ってくれた。
しばらくいていいって話…、本当に甘えていいの…?
千夏ちゃんや秋菜さんも優しくしてくれるし…、春馬もいるし。
洗濯だって…、部屋の掃除だって…やるから、買い物も…風呂掃除も何でも…。
お世話になっても…いいかな…?」
来客として招かれるときには基本的に皆が在宅のケースが多い。
しかし数日身を置くとなれば自由に動ける時間も増えるだろう。
それに、春馬が部活の時は一番面倒な春馬の目を交わすことができる。
買い物が遅れたことで少し夕食の時間が遅くなったが、手早くこしらえた秋菜の料理に手を付けながら、圭祐は滞在に対しての改めての希望を伝えた。
(洗濯なら堂々と脱いだばっかりの下着に触れられる…。
もし、秋菜さんや千夏ちゃんの部屋の掃除ができるなら、他の下着も…。)
よからぬ企み、制御が難しくなる欲求が内々で燻っているようだった。
【茜は春馬と仲良くなっていく流れでお考えということですね、了解しました。
確かに仲良くなってくれればそれだけ動きやすくもなりますよね。
あくまで千夏と秋菜との関係を描くイメのつもりだったので、別のキャラが出た時はどうしようかと少し悩んでいました。
秋菜との絡みもありがとうございます。
頂いたレスのように状況に合わせて使い分けていただいても良いですし、しばらくは千夏、あるいは秋菜と中心ヒロインを固めていただいてもかまいませんので。
同時に登場したりするシーンが多いと描き分けるのも手間だと思うので。
最後の「ち…千夏っ…」に関して、圭祐のセリフなのか秋菜のセリフなのかわからなかったのでこちらでの描写は避けました。
呼び捨てだったので秋菜のセリフかなと考えて、自慰行為中に秋菜の名前を漏らす描写を描いていたのですが、
トイレの外で千夏に驚く秋菜、の可能性あるか?と考えてどっちでもいいように伏せました。
あくまで自慰のおかずになるのはまだ千夏、なのか、直前の秋菜の下着がおかずになったのか、曖昧なまま行為は終えています。
申し訳ありません。
行間に関してはお気になさらず、毎行空間を作るのも、別になくてもかまいませんよ。
時々スペースを入れる程度で。】
※元投稿はこちら >>