ジョッキを満杯にする勢いで放尿し、花崎にとっては無限にも感じられる長い長いトイレが続いた。
大ジョッキでは足りないのでは、と思うくらいに小便が入り、斎藤の腕にずっしりと重さと量が伝わる。
いきなり淫語のようなことを叫び出した花崎は終始俯いたまま黙りこくっていたが、斎藤と筋山に密着する花崎の肌がどんどん熱くなり、首で支える脇から汗がさらに分泌され始め、羞恥を感じていることが二人には伝わった。
小便をこぼすことはなかったが、大粒の涙がテーブルにこぼれ落ちた。
筋山が小便の出を確認し、最後の一滴まで出し切らせるように、花崎の身体を上下に振る。
大きな胸が激しく揺れ、アルコール浸しの脳がシェイクされ、激しい嘔吐感を覚える。
「ぁぅっ、ぅっ、ぁっ、やめ…っ」
(頭、おかしくなる…し、めちゃくちゃ吐きそう…っ。私、本当に最悪…。匂いもここまで来てるし、斎藤くんはどう思ってるの…?こんなことに巻き込んで、シャツまで汚して、本当にごめん…。)
抱えられた花崎にまで自分の尿の臭いが漂っている。
アルコールにより凝縮され、丹念に濾過された小便は臭いがキツく、色も濃い。
最も近くでジョッキを持つ斎藤はどんな表情をしているのか、怖くて顔を上げられなかった。
(誰のせいで、ムダ毛の処理できてないと思ってるの…っ!?馬鹿にしやがって…っ」
陰毛のことを馬鹿にされ、ギリっと歯を食い縛る。
斎藤の文書の決裁をイチャモンつけて妨げたり、無駄な雑務を押し付けて業務を妨害していたのは、汗本達じゃないか。
しかし、花崎にはもう反論する気力もない。
小便出し終わると、筋山がさらに耳元で何かを囁く。
斎藤には聞こえない、花崎にしか届かない声。
「は、はあっ!?どこまで、私を馬鹿にすれば、気が済むの…?の、飲ませるって、約束が違うし…、斎藤くんは関係ないでしょ…っ!」
小さな声で筋山に言い返す。
その内容があまりにも承諾できないものだったからだ。
しかし、筋山は「じゃあ、斎藤に飲ませるだけだ」とニヤつくばかり。
涙を流す瞳を、憎々しく細めて筋山を睨みつけ、斎藤に向けてはゆっくり口を開いた。
「…斎藤くん、…あの、おしっこを、拭いて欲しい…の。できる…?できないなら、いいけど…。」
斎藤の顔を見れず、筋山のほう向いたまま、言いにくそうに口を開く。
花咲が何を言うかと期待していた面々はシンと静まり返っており、セリフを聞き終わると、割れんばかりに爆笑が起こった。
「この女サイテーだろ、謝りもしねえのかよ」「後輩にケツ拭いてもらうのか?…あっ、マンコか」「斎藤くん、コイツに気をつけとけよ?マーキングでロックオンされたぞお」
口々にヤジが飛び交い、斎藤はティッシュ箱から数枚のティッシュを取る。
勢い強い放尿のせいで、小便の雫が陰毛絡まるように付着していたり、閉じる狭い陰唇のせいで小便で汚れている。
稚児のトイレ躾のように、恐る恐る花崎の股間をティッシュで拭く斎藤。
割れ目の中を拭き、肉豆や濃い陰毛、お尻の周り、内股付近、ティッシュを使って拭き作業をしているが、薄紙の先の花崎の性器に内心興奮していることに、俯いた花崎は気づきようがない。
(…最悪、私何やってんだろ…。早く終わって、下ろしてよ…。ってか、服も返して…、なんで裸にされてんの…。…なんか、長くない…?)
小便を晒され、大股を開いたまま性器を拭かれ、羞恥や屈辱がラインを超え、一気に頭が冴えて酔いが少し覚めてきた。
冷静になると、とんでもないことになっていることに気がついたが、それと同時に、何度も同じところを拭いたり、妙に長いようにも感じてしまった。
花崎から頼んだ体だから、思ったとしても口にすることはとてもできなかった。
【お疲れ様です。
斎藤くんにはうまく状況を使って、花崎の痴態を楽しんでもらいたいですね。
決して積極的ではないし、良心のある後輩だけど、根っこはゲス…みたいな。
中で花崎の酔いが覚めてきたとありますが、恥ずかしさが頂点に立ってして、逆に冷静になってきた感じです。
ただ、アルコールは依然身体に残ってるので、限界ギリギリなのは変わりません。】
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