斎藤に倒れ掛かり、その身体の下で腕や手のひらがもぞもぞ動いているのも気が付かず、ひたすら尿意を我慢し続ける。
「きゃ…っ!!」
筋山が腕を掴んで引っ張り上げるが、女性を引き上げるというよりも、物を掴むときに等しい動作。
無遠慮なその引きの強さに小さく悲鳴を漏らし、斎藤の目線と同じ位置でぷるんっと乳房が揺れた。
(斎藤くんも…?ごめん、なさい、こんなことに、付き合わせて…。)
両脇から持ち上げられ、身体を固定される。
両脇の下に筋山と斎藤の首があり、腕は広げた状態で身体を隠すことができない。
筋山が指摘したように、全身がしっとりと汗ばんでおり、脇の下や乳下、谷間には特に汗が出ている。
ツンと鼻をつく、甘酸っぱい汗。
しかし、中年男性のそれのような不快感はなく、むしろフェロモンを発して、興奮を誘う材料になっていた。
とはいえ、そのような指摘をされれば、年頃の娘である花崎は、露骨に恥ずかしがって、もぞもぞ身体をうかして脇を離そうとする。
しかし、そんな涙ぐましい努力も虚しく、膝裏から腕を回され持ち上げられ、花崎の身体は完全に地面から離れる。
「嫌っ、嫌ぁっ!!おろしてっ、ぇっ、ぁっ、嫌ぁっ!!!」
両腕は斎藤たちに預け、足は大股を開いて持ち上げられる。
身体の恥ずかしい部分を隠すことはできず、張りのある大きな乳房や、形崩れず整った割れ目、もっと屈んでみればお尻の穴さえも見えるだろう。
陰毛は指摘された通り、濃いめであり、清潔感ある花崎の普段の様子とはギャップがある。
交際相手がおらず、見せる機会がないことに加え、斎藤のミスのために残業が日常となっており、手入れする暇もなかったのだった。
嫌だ、下ろして、と喚くが、その抵抗はあまりにも弱々しく、斎藤や筋山は容易に担ぎ続ける。
その抵抗の弱さは尿道の限界を表していた。
「いい…からっ、斎藤くん…。ジョッキを、お願い…っ。漏れちゃう…から…っ」
筋山にジョッキをあてがうよう指示された斎藤は少し戸惑う様子を見せた。
それも当たり前で、この会社で唯一親しくしていた先輩。その放尿を晒す行為に加担するに等しいこと。
しかし、斎藤は当然拒否できない。それを知っていて、花崎は斎藤に優しい声色で告げた。
こうすれば、少しでも罪悪感を覚えさせずに済むかもしれない。
…それと半分くらいは今にも尿が噴き出そうということもあったのは間違いない。
割れ目を覆うようにして、ぴっちりとジョッキがあてがわれる。
もう準備は万端。だが、やはり勇気ではない。
少し力を抜いただけだ漏れそうで、むしろ我慢してる方が辛いのに、痛いくらい視線が集まっていて、恐怖すら覚える。
(…ぅ、うぅ、くっ、出ちゃう…、もう無理…っ)
とうとう限界を迎えた。
尿道が緩みかけた瞬間、筋山の囁きを聞き、俯いていた顔が勢いよく上がる。
立てかけてあるスマホのレンズは確かにこちらを向いていて、録画しているというのは嘘ではないだろう。
「は、はぁ…っ!?飲ませる…っ!?意味がわからなっ、いっ、ぁっ、あぁ…っ!」
筋山の言葉を聞いて、耳を疑った。
「ジョッキに全部入れたら斎藤に飲ませる」そんなことをする意味も理由もわからなかった。
筋山は学生時代から男社会で生きてきた。
女はマネージャーで男の補佐、それが普通だった。
だからこそ、男の上に立つ花崎が生意気で、酷くプライドを傷つけた。
強い敵意があり、嫌がらせ行為はエスカレートしていく。
決心が決まる前にジョッキが割れ目の上部分、クリトリスの部分を擦り上げ、敏感な部分の唐突な刺激に、焦ったような声を漏らし、ジョッキの中に、勢いよく尿が放出される。
シヤァアアッ!と勢いよくジョッキの底を叩き、みるみるうちにジョッキが黄金色の液体で満たされていく。
そもそも今日、いつ最後におトイレをしたか覚えてもいない。
丹念に濾された尿は色濃く、まるで朝イチのような、濃厚な小便だった。
(ぅ、く、うぅ、ぅっ、斎藤くん、ごめんなさ…っ)
「ぅ、お…ぅ、おしっこ…っ!みられながらする、おしっこ、気持ちいいのぉっ!!」
自分が出している尿を見て、決心する。
こんなものを斎藤に飲ませるわけにはいかない。
唐突に下品で低俗な、花崎らしくもない馬鹿みたいな声をあげ、腰を引いてジョッキから離れてしまう。
放尿して暫くしてもなお、勢い良い尿は、レーザーのように強い勢いで斎藤の白いシャツを汚す。
斎藤のシャツを汚したのを確認し、慌ててジョッキにまた割れ目を密着させ直した。
(ごめんなさ…いっ、ごめんねっ、ごめん…)
斎藤に何度も謝罪しつつ、再び大粒の涙がこぼれ落ち始める。
両手はグーに握りしめ、両足指は力が入っており曲がっている。
しかし、未だ尿は止まらず、斎藤に引っ掛けてもなお、大ジョッキいっぱいまで止まらなさそうなほど。
【ありがとうございます。
こちらこそ、もしよろしかったら飲み会後もお願いしたく…。筋山と二人で外回りに行ったり、部長室に呼び出されて…とか、いろいろできそうですね。
斎藤さんは素晴らしいご趣味をお持ちのようで、子供のような姿勢で小便をさせられ、下品で馬鹿みたいなセリフを、自分を尊敬してる後輩の前で言わされる、なんて惨めすぎて素敵です。
「汗でビチャビチャで惨めだな」の部分も、見下したような物言いは、さすがに下腹部が疼いてしまいました。】
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