「…ひぃっ、ぃ、や…っ」
汗本が座りながら太ももや腰を支える。
それはタイミングとしてはよろけて危ない足取りの花崎を支えるためのものだが、その手つきは丸く整った桃のような臀部や、ある程度の肉つきがしっかりとしている太ももに添えられ、もぞもぞと撫で回している。
禿田は立ち上がり、肩に手を回して自身に抱き寄せながら、耳元でねっとりと言葉をかけ続けている。
片手にお猪口を持ち、最後の一杯を飲ませようとしているが、もうそれは飲めないに等しい。
アルコールの許容量を超えていることと、他にもう一点。
一度意識して仕舞えば、もはや止められないほどの尿意。
膀胱がパンパンに膨れ、下腹部…ひいては子宮を圧迫しながら尿意を訴え始める。
全身に鳥肌が立ち、暑さとはまた違う、じわりとした嫌な汗が流れる。
「ぁっ、やだっ!そこ、やめ…っ!飲むからっ、押さないで…っ!」
(なんでお腹押すの…っ、反射、的に言っちゃったけ、ど…っ、飲むの…?こ、れ…。)
異常なペースで酒を飲み、立ち上がってからは身震いする花崎の様子から、何が起きているのかなんとなく察しがついた三方。
膀胱の部分を指で突いてみたり、撫でて嫌がる反応を楽しんでいる。
(斎藤くん…、助けて…っ)
口には決して出さない。
禿田が筋山に目線で合図を送るのとほとんど同時、花崎は斎藤に目線で助けを求める。
二人が出会ってから、初めて斎藤を頼る花崎だが、斎藤は目があった瞬間に、パッと目線を逸らしてしまう。
『花崎に頼られても助ける勇気がない』『花崎の裸を見て勃起してしまっている罪悪感』などで、思わず目を逸らしてしまったのだが、花崎の意を決する役割をしてしまう。
(斎藤くんに、後輩に助けてもらおうなんて…、)
股間を抑える右手はそのままで、左手でお猪口を受け取る。
口元に持っていくと、乳房を隠していたものが無くなり、すでに集まっている視線が一気に集中する。
後輩を守るべき存在なのに、助けを求めようなんて間違えている。
もう限界だとしても、くぃっと一気に口に含んで飲んだ。
これが致命傷だった。
「よく飲んだ、花崎ぃ。男前だな、優秀な社員は飲みっぷりが違うなあ。ほれ、チェイサーだ。水じゃなくてカクテルだがな。」
グラスに入った透明な液体。
水ではない情報しか与えられず、飲み終わったお猪口の代わりに押し付けられる。
先ほどのお猪口一杯で、膀胱は限界を訴え始めた。
グラスのカクテルを片手に、嘘みたいに青ざめた顔で禿田を見つめる。
「すみません…、おトイレ…。」
小さく、ボソッとした声。
しかし、近距離の禿田には聞こえているはずだが、あえて聞き返される。
「あの、おトイレっ、おトイレ…行きたい…っ、漏れちゃう…っ!」
小さく足踏みしながら、子供のように訴えかける。
真っ赤だった顔は青ざめ、羞恥や嫌悪に満ちた表情は、焦燥に支配されている。
取り巻きたちが嘲笑する中、花崎のトイレ宣言と筋山がジョッキを持って戻るのとほとんど同時だった。
【ありがとうございます。
斎藤くんに関しては、良い子なんでしょうけど、根がクズというか、イケナイ子になってしまいますね。花崎はそれには気が付かず、変わらず庇護の対象としてしまう…みたいな。
リクエストも、やはり多すぎると予定調和しかなくなってしまうので、どうしてもやりたいものが思い浮かんだ時にご相談させてください。
(ちなみに、ジョッキ放尿、飲尿は結構やりたい部類でした笑)
話の進め方なのですが、お互いに少しずつ前に進めたり、反応を返したりみたいな感じでいけたら嬉しいです。
お互いがお互いのレスで少しずつ牽引していくような。
仰っていただいた通り、責められて、それに反応を返すほうがやりやすかったりもするので…。
また、一つ謝罪がありました。
尿意を匂わせる心理描写だけ入れたのは、ちょっと我慢のフェーズを入れて、次レスでおトイレ懇願を入れようかと思っており、お伝えしようとしていたのですが、長々と語った結果忘れてしまいました…。】
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