お店になかなか入ることが出来ず、入口で尻込みしている。
しかし、時間は過ぎてここでお買物を早く済ませないと公園で
慰める時間がなくなってしまう・・・。
私は意を決して、店内に入って行った。
薄暗い店内はピンクの怪しい照明がついている・・・色んなお客さんが居るが
女性一人と言うのは私だけだ・・・自然に注目されている。
商品の品揃えは豊富で、購入経験の無い私は最初の拘束具で迷っていた。
すると、店主らしい人が声を掛けてきた・・・。
実際に使ってみると良いと言うのだ。
その人は私が答える前に、目の前に手枷を持ってきた。
そして、後ろ手にして手枷をはめる・・・なんだろうこの気持ち・・・
あの時の記憶が蘇る・・・。
そうだこんな感触・・・。
その人は手枷の感想を聞いているが、もう手枷だけでも気持ちが昂る。
続けてその人が、他にも何かいるモノは無いかと尋ね、一緒に探してくれる
と言う・・・私は小さく頷いてしまう。
さっきまで目線を避けていた、男性一人客はみんな一斉に私を見ている。
私はアイマスクと、電動マッサージ器あと、足枷を見たいと告げた。
みんな試して見ますかと聞かれ、また頷いてしまう・・・
使い方も知ってるのか聞かれると、首を横に振る・・・。
じゃあ、お勧めの商品をお持ちしますと言ってその場を離れて行く。
その人は店のステージの様に一段高くなった場所に私を手招きする。
私は後ろ手に拘束されたままそこへ歩いて行った。
まずはアイマスク・・・普通の旅行用だと思ったら何だか仰々しい・・・
全くの暗闇に放り出された感覚に陥る・・・。
そして足枷・・・完全に自由は効かなくなった。
ここまでで使い心地を聞かれたが、視界が効かない分他の男の人の視線が
気になり、答えられない・・・。
すると、ちょっと寸劇ぽく電動マッサージ器のスイッチを入れて耳元で
その音を聴かせて・・・
お嬢さん・・・これが耐えられるかな?・・・。
流石に客に本当に当てることも出来ないのか、スイッチを切って当てている。
しかし、白いブラウスに黒いタイトスカートの女がこんな格好で居るのだから
そこいらでスマホのシャッターを切る音が聞こえる。
見られてる・・・私にその事をしっかり実感させた。
その人は、拘束を解いて梱包をしっかりして渡してくれた。
お義父さんに領収書を・・・思い出しお願いした。
すると、お名前はどうしましょうか?と聞かれたが抜きでお願いした。
お店を出ると、予想以上に時間が経っていた。
もう、公園による時間は無い・・・。
しかも、この道具の用途も判ってしまった私は、悶々として明日お義父さんの
待つ実家へと行かなければならない・・・。
私は仕方なく車を自宅に向けて走らせた・・・。
【一輝さん、こんにちは・・・やはりそうでしたよね。
お店の中でもう少し弄ばせようとも思いましたが、お義父さんに
実践される事を選びました。
玩具を持ち帰り、明日の事を想像してさらに悶々としてしまう・・・
そんな展開にしようと思います】
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