一輝が初めて景子に会ったのは景子がまだ10歳の時。
その時は可愛いお嬢さんで、息子の良い友達になってくれればという思いしか無かった。
女性として見るには幼過ぎる対象……。
景子に対する見方が変わったのは、一馬が婚約者として景子を実家に連れて来た時である。
久しぶりに見る景子はすっかり大人の女性へと変貌を遂げており、その日から一輝にとって景子は性欲の対象へと変わる。
息子の嫁ではなく、自分の性欲の捌け口……。
そんな自分の本性を見抜かれぬ様努めて来た一輝だが、妻が入院して景子と2人きりで過ごす時間が増えるにつれて、段々自分の欲望が抑えられなくなっていく。
一輝「ただいま。」
(おっ、今日も景子が来てるのか。
先日迂闊にも景子に近付き過ぎてオレの体臭をモロに嗅がれてしまい、てっきり毛嫌いされて疎遠になるかと思っていたが……。
もう来ないどころか、最近はより頻繁にウチに来る様になりおった。)
一輝は玄関に景子の靴がある事を確認すると、ワイシャツとズボンを脱いで、汗まみれのランニングシャツとパンツ一丁の姿になる。
因みに一輝のパンツはトランクスから身体に貼り付くボクサートランクス、そして今はより面積の小さなブリーフに変わっている。
身体に密着するブリーフからは、一輝の大きなちんぽの形がくっきり浮かび上がっている。
若い女性の前に出られる格好では決してない。
「いやー、今日も暑いね。
駅からここまで歩いて来ただけで、汗でずぶ濡れだよ。
おっ、今日の晩ご飯は唐揚げかい?
嬉しいねー。」
一輝はさりげなく自分のパンイチ姿を咎められない様に予防線を張り、キッチンで食事の支度をしている景子の背後に密着しながら話しかける。
この時一輝は、背後から景子の胸元を覗き込む。
(ちっ、やはりガードは固いな。
こんな暑い日にキッチンで火を使っているんだ。
普通ブラウスのボタンをもう1つ位開けるだろ。
だが僅かに覗く谷間も中々オツなものだな。)
それまで鼻歌を歌ってご機嫌だった景子は、突然匂ってくる腐敗臭にも似た汗臭い体臭を嗅がされて、堪らず身体をブルッと震わせる。
この時一輝は、他の若い女性と違い景子は自分の強烈な体臭を毛嫌いして逃げたりしないと確信する。
(まあ嫁の立場とすれば、体臭が臭いからとあからさまに姑を避ける事は出来ないか。)
この頃は一輝も以前に増して景子にいやらしい視線を投げかける様になっていた。
たまにソファに座って一緒にテレビを見ている時など、一輝の視線は景子のスカートから覗く太ももに釘付けになっている。
景子の視線がテレビ画面から自分に移りそうになると慌てて視線をテレビに向けるが、景子が画面に視線を移すと、再びあからさまに景子の股間を凝視し始める。
愛する夫の父親という咎められにくい立場を利用した一輝のセクハラ行為に晒された景子は、この日も悶々とした気持ちにさせられたまま実家から帰宅する。
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