「あっ…そ、そうなのか…嘘…だったんだ…酷い嘘をつくね…」
吉田の顔を見たメイは心底嬉しそうな顔で抱きついてきた。
どうやら客のひとりから聞いた母親の話が嘘だったと告げられたようで大きな不安の中にいたのだろう…その反動からか、その喜び様は…
「でも…きっとメイのママは今も頑張っていると思うよ…」
この嘘はメイにとって良い事なのだろうか…ありもしない希望を与えることが…
吉田の心に痛みが走る…母親のこともだが、受付で聞かされた話はさらに痛みを増幅させていた。
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「えっ…?そ、そんなこと…それじゃあメイは…」
吉田は思わず受付の男に食ってかかろうとした…何でもアリの裏風俗…奴隷娼館でのメイたち嬢の扱いは酷いものだが、聞かされた話はあまりにも…
(それが…人として許されることなのか…そんなこと…いくら奴隷だからって…)
吉田は、食ってかかろうとした言葉をぐっと飲み込んだ…どうにかしてやりたい…そう思うが吉田にはどうすることもできない…自分の無力さを改めて痛感させられたのだ。
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「う、うん…たった1日だけど…ね…」
おそらくメイ本人は、妊娠させられることなど知らないのだろう…げんに避妊薬として飲まされていた薬が何なのかも分かっていない…
(どうすればいい…どうすれば…)
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「おいっ!メイっ!今日はお前のおまんこを俺の精液で満タンにしてやるからな…!」
歯医者の息子は、ニヤニヤとしながら激しくメイを突き上げた。
これまでも中出しは当たりまえのことだったが、今日は違った。
高い金を払いメイを孕ませる権利を買い取ったのだから…
(さて…いつ妊娠するやら…同じ中出しとはいえ…娼婦を孕ませるなんて滅多にできないことだからな…)
普段なら麻酔なしでの抜歯などメイを痛めつけることに興奮を覚えていたが、歯医者の息子の興味は「メイを孕ませる」ことに向けられた。
正常位、後背位、騎乗位…ありとあらゆる体位でメイを攻め立てた。
痛みをともわない行為にメイも素直に応じていたが、まさか妊娠を目的にされているとは考えてもいない…
(妊め…!妊め…!)
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(もう…やめよう…俺が考えても…もうどうにもならない…たったらせめて…)
「他の娘たち…病気が治るといいね…それより…時間はたっぷりある…メイは…何したい?」
吉田がメイにしてあげられることは、一緒にいる間だけでもメイが楽しいと思ってくれること…それだけだ…
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