「じゃあね、元気でね、芽衣。芽衣が中学生になる頃には迎えに来るからね。ママと一緒に頑張ろうねー。」
「ママ行かないで…っ、ママっ、ママっ!!」
契約書とかにサインをする母の横で泣き続けたメイ。
泣き止ませようとジュースを与えられたが、手もつけずに泣き続けた。
それから8年間ジュースなどと嗜好品を口にできる日は無かったのだが。
母親と引き離され、客を迎える部屋に入れられる。
何も訳がわからないまま、裏ではメイの初指名が決まっていた。
年齢が幼いほど料金が高く、処女の場合はさらに高額のオプションがつく。
それでも初物を狙い続ける変態の常連客は勿論メイを買っていた。
部屋に急に入ってきた知らない男に困惑していたメイ。
学校にも行っておらず、家に引きこもっていたメイは知らない男に萎縮し、怯えるのも当然だった。
「ヤダッ、ヤダァッ!!助けてっ、誰かぁっ、ママッ!!」
ギャアギャア泣き喚くメイを平手打ちをし、小さい身体がよろめき、壁に激突する。
初めての暴力にパニックは止まり、怯えて震えて固まってしまった。
男は首を絞めて脅したり、かと思えば猫撫で声で小さな乳首を舐めしゃぶったり、理解できないことばかりだった。
「…はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
足を広げて、ワレメを舐められる気色悪さ、首を絞められた恐怖に過呼吸気味になる。
「どんどん濡れてきたよお、メイちゃんはエッチだねえ」
と言うが、性感は未発達であり、濡れてきたのは男の唾液によるものでしかない。何をされているのか、これから何をされるのか、全く理解できないメイは怯えた表情で見つめ返した。
「…オイ、何嫌そうな顔してるんだ?ええっ?お前みたいな奴隷のガキを買ってやったのは誰だって言ってんだ。笑って楽しそうにしてろ。それとも、また殴られたいのか?」
涙を堪えながら歯を食いしばっているメイに語気を強めた口調で詰る。
メイは学校に行ってないことから学はないが、元来賢い方で、ここでの生き方を悟った。
「…、え、えへっ、えへへ…っ」
「そうだ、そうやって愛想良くしてれば殺されないからな。…ツルツルマンコ、可愛いねえ…っ」
引き攣った笑顔で足をさらに開き、男の舌を受け入れた。
こうしていれば少なくとも、今より酷いことはされない。
そう学んでしまった。
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