「あ‥お、お疲れ様‥ 夏だし‥汗かくから‥シャワー‥気持ちいよねw‥ ありがとう‥」
ドアを開けると陽はやや顔を赤くしながら戻った貴方を見つめる。依然行儀良く両手を膝の上に置き座っていた。
お疲れ様‥
愛する父への邪な思いに耽ていた貴方へ、単なるシャワーだというのに労いの言葉をかける陽。
ありがとう‥
どういう意味だろうか?これから始まる行為を想像し、「対象」をエチケットしてくれた事に対して?
この状況であの2つの言葉‥
親の教育が大層良かったのだろう。普通、あの言葉は出ない。
あたかも自分の方がそれを「させてもらう」‥という意識がある故の礼儀的発言なのだろう。父の教育は‥しっかりと娘に受け継がれている‥
「……あ‥え、えっと‥どうしたら‥いい‥かな?‥」
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