「…前…セックスの話…したじゃん?…
そうそう、私は経験なくて友達の話に戸惑ってるって話。あれね?友達の事もそうなんだけど、一番戸惑ってるのは実は……男の人の…アソコの事、なんだ…」
歯磨き以外の口を使う事…
それから逸れる様に陽は何故か先日の話題を持ち出してくる。しかも内容はペニスについて…
フェラ?…
知っている?…まさか、そんな子ではない筈…
「私も授業や画像で見た事あるんだけど…なんか…独特な形と見た目…じゃん?正直…気持ち悪い…って思っちゃったり…」
どうやらペニスへの第一印象にショックを受けている様。しかしそれは極普通の感覚。ペニス、それも勃起し亀頭が露になり硬直したそれは、どう考えてもグロテスクと言える。
「あれをさ?…女の人のアソコに入れるなんて…ビックリしちゃってさw ちょっと戸惑ってたんだ。でも友達には悟られない様に愛想笑い…本音は言えないんだ…」
思いがけなく吐露された想い。所謂変態ではなく、陽が思春期の少女らしいマトモな感性をしている裏付けともなった。
そして、やはり陽は貴方へ対し普通以上の信頼をおいている事がわかる。幼馴染みで人懐こい性格とはいえ、こんな話は普通男性には出来ない。謂わば、「性の話を気軽に出来る父親」に成り得ているのかもしれない。
「なんかごめんね?(笑)こんな話…話せる人いなくてさ。お父さんとは毎日喋るけど…やっぱ言えないじゃん?こんな事…おじさんしかいなくてさw お父さんのは昔お風呂場で見た事あったんだけど…余計気まずくてw」
胸に支えたものを吐き出せたのか、陽は安堵する様に笑みを含ませていく。父と娘の私生活がやや透ける様な思い出も交え、にこやかに話している。
「……で…ね?…」
何故かまた笑みが潜み、トーンが変わる陽。
「…男性のアソコ…ね?…女の人は…その……えっと…その………な、舐めるって…ホント?…友達から聞いたんだけどさ…
アソコって…オシッコ出るとこ…じゃん?…ビックリしちゃってさ………ホ、ホント?…」
知っていた…
それは、ある事の証明にもなってしまう。
「口を使う事」
その疑問の後に陽はこの話題を自ら切り出したのだ。
それは、少なからず、「○ェラによって口の中が気持ち良くなりそう」という可憐な少女とは思えない思考があったという事ではないだろうか。そう、少なからず…
いつも貴方と話す際はずっと目を合わす陽。珍しく頻繁に目を逸らし、顔をやや赤らめている。時折上目遣いでチラチラと恥ずかしそうに貴方を見ている…
【37番の続きから書いてみました。
そうですね。安全地帯にいるかの様にあくまで私発信。しかし、欲望を果たす為、時折積極的に出る黒い指示。そんなものにゾクッとしてしまいます。
お父さんへ何か思う事ってあったりしますか?… もしあれば、心の声として書いてもらえませんか?恥ずかしいですが、そういうの、とても興奮してしまうので… 設定上難しいなら赤坂さんとお父さんの経緯を多少変えるのもありかなと思います。】
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