「なんだろう…昔を思い出すね…。
こうして、陽ちゃんの歯磨きを俺がするなんか不思議な時間。
あの時の陽ちゃんも同じこと言ってくれた…、もっと口、開けた方がいい…?って…あの時から人の気持ちを考える優しい子だったもんな。」
胡坐をかいて座る足の上に仰向けの形で頭を乗せる陽。
ゆっくりと瞼を閉じ、反対にその小さな唇は上下に開いた。
無防備、言葉通りの状態。
知り合いとはいえ、歳も離れていれば交友関係が深いわけでもない。
1年以上も顔を見ていなかった少女が、久しぶりに家にやってきたかと思えば数分後には無防備に口を開いて中を見せている。
傍から見れば、行為自体が性的な何かだと言われる状態ではない。
しかし、そんな少女のが晒す無防備、口…という、普段はと出されている穴をまじまじと晒しているこの状況は、この男でなくとも性的な興奮を感じてもおかしくはない。
沸々と芽生える欲求、性的な物なのか…?あるいは目の前の少女がどこまでその無防備を曝け出すのか…という好奇心のようなものなのか。
少しずつ、「友人の娘」に対する見方、行動に変化も見え始める。
「そうだね、苦しくないならもう少し…いや、楽な方がいいな。
気にしなくていいから、楽に開けていられるくらいでいいよ…。」
大きく口を広げさせることで、口元が辛くなることを嫌った。
それならば楽に、少しでも長く開けていられる状態の方が望ましい。
「本当に好きだったもんね…、気持ちよかったのかな…?
気づいたら寝ちゃってるときもあって…、歯磨き粉飲み込んで咳こんじゃう時もあったよね…。
それなのに、恥ずかしいから目は瞑るって言って聞かなくてさ…。
やっぱり今日も瞑っちゃうんだね…。」
当然のように落ちる瞼。
さらに高鳴る鼓動。
手元の歯ブラシの、一本目、を手に取ると、そっと口の中へ。
「少し中の状態見るね…?
舌…動かしてくれる…?右…左…上…うん、下…。
最後におっきくべーって伸ばしてみて…。」
観察。
整った歯並び、顕著な動きを見せる小さな舌先。
微かだが見える黄ばみ、それが余計に生々しさを感じさせる。
不思議な指示に、何の違和感もなく従うのか、口内で右往左往する舌先が愛らしくも思えた。
そんな無抵抗、無邪気さが、男の背をさらに押す。
「陽ちゃん昔から口はちっちゃいし、歯ブラシは少し小さめのやつの方がよさそうだな…二本、準備しておいてよかったよ…。」
目を瞑ったままの陽、その瞼が開かないことを確認すると手元にあった、二本目、の歯ブラシを手にする。
少し使用感のある、毛先の毛羽立ちも見えるその歯ブラシ…、男が普段使用しているモノだった。
生唾を飲み込み、持ち替えた歯ブラシへの懸念がないことを確認すれば、そっとその先端に歯磨き粉。
「それじゃ、始めるね…?」
挿入される男の持つ棒。
少女の穴の中は、先ほどの軽いマッサージを兼ねた確認でぬめりを帯びている。
クチュ…、卑猥な水音と共にまずは陽の前歯から粘度の高い白い液体が塗り込まれ、流れ込んでいく。
「苦しかったら言うんだよ…?」
歯ブラシを持たない左手はその小さな口元、頬を支えるように添え優しく撫でる。
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