「ありがとうw いただきます。」
ゴクッ‥ゴクッ‥ゴクッ…ゴッ!‥クン!…
陽はグラスに口をつけると早いペースで飲んでいく。喉元からの音が貴方にはっきりと聴こえる程。余程喉が渇いていたのだろう。
しかし、その無防備とも言える振る舞いは貴方への信頼とも言える。他人から差し出された飲料を飲むというのは、危険な行為だからだ。
何度も上下した喉‥ その無邪気な動きはそういった疑念が皆無だった。
「ん?お父さんの事?
あ~午前中で学校が終わるからその後はちょっと用事って昨日言っておいたw 疑ってなかったから大丈夫だと思う(笑)」
優秀な発育を凝視する貴方には気づいていない陽。父への言い訳を悪戯心に話していく。
父の事を聞く貴方への不思議な表情。貴方の内心には気づいていないのだろう。ただ歯磨きをする事だけではない。今の直紀からすると、来訪自体が背徳な事なのだ。
そこには気づかず、邪な思いを少なからず秘める貴方に懐く様に麦茶を楽しむ少女…
「じゃあさ…歯磨き…いいかな?(笑)してくれ‥る?‥」
陽はやや不安そうな上目遣いで貴方を見つめた‥
【更新頻度が定まらず毎度申し訳ありません。
設定の件、ありがとうございます。
歯磨き粉を飲んで処理…というのもしてみたいかもです。前後で口内を見せる流れで。】
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