『神聖なイメージを持っていることはとても良いことだよ。
別に遊び感覚で楽しめ、という気はないしね。
ただ、偏見や先入観だけが一人歩きして、もっと早く知っていれば…とか、知りたかった…。
ってなるのは少しもったいないって感じることもあるんじゃないかな?
犯罪に手を染めるわけじゃないしね、誰かに迷惑をかけるってわけでもないし。』
特に言葉を選ばずとも、想いのままで返答をしても、陽の反応は変わらない。
元々の性格か、男への信頼か。
少なからず性的な興味は間違いなくあるよう。
しかし、それをオープンに打ち明けられる間柄の友人、知人がいないのだろう。
良い関係性を築く…もとい、取り戻すことができれば、相手はJK…それも友人の娘、という特殊な関係性で少しの火遊びを楽しむことができかもしれない。
そんなことを考え始めてしまえば、思考は少しずつでもそちら側に寄り始める。
『ごめんね?俺なんかじゃ役に立たないかな…?
でも、陽ちゃんの言うように、知識として持っておくに越したことはないし。
知らないからできない、のと、知ってるけどしない、のとじゃ意味も変わってくるからね。
ちょっとでもなんか役に立つかなって思ったんだけど…余計なお世話だったかな。』
押しても良かった。
しかし、様子を伺う意味であえて引く。
ここで陽が前のめりに寄ってくるなら、それに越したことはない。
そしてそれは、男が促したのではなく、陽が望んだこと、へと切り替わるのだから。
『うーん…陽ちゃんにこんなこと言っていいのかな…。
さすがにお父さんには内緒にしてくれよ…?
こんな話したなんて知れたら、仕事はやりづらいしきっと陽ちゃんとのやり取りもこれで終わりになってしまう。』
陽の内に秘めるものを探りながらも、こちらもこちらで弱みを曝け出すような戦略じみた言葉遊び。
それはこの年齢差においても、陽を子ども扱いせず対等に見ている…という意味合いも込めていた。
『ざっくりいうと…、俺が嫁さんにスキンシップを求めすぎた…。かな。
触りたくなったり、チューがしたくなったり…、身につけてる下着が気になったり…。
気持ち悪いって…なっちゃったみたいだね…。
まぁ当然かな…、求めすぎ…、線引きを…間違えたのかもしれない。
俺はただ、好き、の延長上のことだと思ってたんだけどね…。価値観って…難しいね。
さすがに引いたかな…?忘れてくれると、ありがたい…。』
内緒にしてくれ…その前提で、少し大胆な言葉も並べてみる。
これで軽蔑されるなら、事が及ぶ前でよかったと予防になる。
逆にこれでもつながりが続くなら、それはそれで性癖のようなものを理解した上で接してくれているということになる。
そして歯磨きの件につながる…。
この内容を聞いて、嫁もいない一人暮らしを続けている男の家に、足を運ぼうと改めて考えるのか否か。
『本当に着たいならいつでも来るといい。
何時仕事が休みなのかは、お父さんの休みを見ていればわかると思うから。
一人になると休みの日は特にやることがなくてね…、だいたいうちにいる。
昔みたいに、俺の膝の上で目をつむって、丸見えのお口の中を奥までくちゅくちゅしてあげよう。
もちろん、君のお父さんには内緒。
そんな日がまた来るのなら、俺も楽しみが増えるってもんさ。』
さりげなく卑猥な表現を織り交ぜながら、陽の反応を伺うように。
そんな艶やかなやり取り、メッセージの交換だけ…。
男の股間は少し固さを持ち始めていた。
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