「ルチア、跪いたと言う事は私への忠誠を誓ったでいいのかしら?」
「はい、リルベル様と共に憎き勇者を…、いいえ、私の場合は私怨ですからリルベル様とは比べ物になりませんがお手伝いさせて頂きます。」
「ルチア、人間より魔の者の方が仲間意識は数段高いのよ。
仲間になったら生命に変えてまでも裏切らない、その掟を破ったヨハンセンの叔父である現魔王はそれだけでも生命の価値がないの。
私もヨハンセン同様、関係のない人々の生命まで欲しくはないの、ただ私を信じもせず裏切り罵り、凌辱した者達を魔の者となった今でも許せないのよ。
それだけだったらここまで恨まなかったでしょう。
神父様、修道女様、婚約が決まった親友やお養父様、お養母様、お義姉様にまだ幼い義弟、
ただ私と関わっただけの執事やメイド達、料理長、料理人にその見習いたちその他の人達にまで手を掛けた王族、王国を許せないの。
呪って呪って滅ぼしたいの、その手伝いは初めは人々から理解されません。」
「はい、それでも構いません、ただ…。」
「ただ?…役割を終えたらハイルと情愛を交わしたい?」
「恥ずかしいですが…、そうなれば良いと思っております。」
「それはハイル次第ね、ただインキュバスはただ一人と交わる事はないわよ?(ハイルとリリスは下級淫魔でなくしてしまったけれど…
まだ本人達も気付いていないのよね、ヨハンセンがしたの?)」
「それでも構いません…、嫌ですけれどもそれがハイル様の種族ですから仕方ありません。」
「ルチア殿…。(なぜだ、人から好意を寄せられ嬉しいと思う気持ちが湧いている。)」
「ハイル、これからルチアは勇者と交わります、いいですね?」
「それがお二人の思い描いている未来を描けるならば構いません、ルチア殿、……否、ルチア、辛い思いをするとは思うが勇者に抱かれてこい。
快楽へ堕としてやれ、虜囚の蜜入の酒だ、勇者その酒を飲ませてから抱かれるんだぞ、必ず快楽堕ちする。」
「はい、ハイル様、いえ、ハイル、勇者を堕とす為にこの身を使ってでも堕とします。」
「ルチアを抱いた後、勇者は村の女達に襲いかかり止める男達を斬り殺すだろう。」
「えぇ、隠匿魔法がかかっていない者は王族達に習い私を辱めた者達、助けてあげないわ。」
〘リルベル様、その事なのですが最低限の回復魔法を施しては如何でしょうか?〙
「〘……リリス、判ったわ、それを孫娘の持つ魔石に映すのね。〙」
〘はい、正義の味方の勇者が極悪人、魔の者と判るリルベル様が回復魔法をすると…、ヨハンセン様、如何でしょうか?
ルチア様、今、そちらに着きます。〙
〘ベル様、はい、不安ですが勇者を必ず堕とします。〙
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