「ハイル様……あ、あの…私…み…み、魅力ないでしょうか?」
隣に座ったハイルに軽くもたれかかり、ハイルの太腿に手を置くルチア。
「(私ったら、何言ってるの?何やってるの??でも衝動が…欲求が抑えられない……勇者に、あの獣に穢されさえしなければ、殿方を知らなければ、こんな気持ちになることも無かったのに…勇者が憎い…)」
「ルチア様。ルチア様は凄く魅力的です。でも、こんなことはいけません。私の必死に抑えている欲求が、爆発してしまいます。」
そう言いながら、自分の腿の上のルチアの手を上から軽く押さえるハイル。
「(嬉しい…ハイル様も同じ気持ちだったなんて。それも必死に抑えてたなんて…やはりハイル様は勇者なんかとは違うんだわ。)あの…では、今は口づけだけ、接吻だけでもして貰えませんか。」
「それは嬉しいお言葉ですが、本当に宜しいのですか?ルチア様
(今こそヨハンセン様からお預かりした妖水を使うべき時かも知れんが…使った結果ルチアは狂った末、果ててしまうかも……これだけの身体、一度もやらずに果てさせるのも勿体ないな。)」
「は…はい。宜しくお願いします、ハイル様。」
そう言ったルチアは、次の一瞬顔を上向かせてハイルを見つめてから、目を閉じてハイルの行動を待っている。
ルチアの腰を抱き寄せて、唇を近づけるハイル。腰に廻した両手からは、それぞれヌメヌメの粘液を纏った触手が何本も生え始める。
ハイルの唇がルチアの唇に一瞬触れ、離れ、再度今度はしっかりと触れる。
次の瞬間ルチアの唇の間を割って、液体を纏ったものがルチアの口中に侵入してくる。
「(ハイル様…何て濃厚な口づけを…あん…下から液体が)」
固く目を閉じて、夢中で口中に侵入してきたものに、自らの舌を絡ませているルチア。
こくっ…こくっ……
唇を割って入って来たものから染み出た液体を、喉を鳴らして夢中で飲み下しているルチア。
「(あれ、でもなぜ……両腰を抱いてくれているはずなのに、お尻と太ももの間に触られている感触が……今度は胸にまで…何か変かも…でも何も考えられない……)」
「はぁはぁはぁ…はぁ…」
勇者メルヒルは、ベル(オートマタ)の中に放出し、ベルに跨ったまま息を整えている。
「ベルよ気持ちよかったぞ。また後で頼む。(必死で声を出さぬよう耐えていたのであろう。そこがまたいい。)」
それには答えず、ベル。
「メルヒル様、重うございます。一度体を清めたら、ご一緒に村の中心まで参りませんか。今夜は村祭りが行われているとのこと。」
「祭りか…行ってみてもいいが…ハイルとルチアはどうする?」
「ルチア様がお散歩に出かけておりますから、ハイル様もご一緒ではないでしょうか?知らぬ街で女一人は物騒でございますから。向こうで会えればそれもよし、会えねば会えぬでそれもいいではございませんか。」
〘ヨハンセン様、リルベル様。お預かりしていた妖水、ルチアめに飲ませることに成功しました。〙
〘ヨハンセン、分かっている。今からリルベルがルチアに回想魔法を強制的にかけるから、良いところなのに申し訳ないが、少しルチアから離れておれ。〙
「リルベル、聖職者に対しては近くにいないと、回想魔法を見せること、精神および身体を乗っ取ることを同時にすることはできなかったが、ハイルが妖水を飲ませてくれたおかげで、それが可能になった。ルチアにも見せて仲間に引き込むなり、狂い死にさせるなり自由するがいい。ルチアは仲間に引き込めば、あいつは使えるぞ何より自分のことで勇者に対して恨み骨髄だからな。(笑)」
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