リルベルの左手を優しく持ち、薬指に指輪を嵌めるヨハンセン。
「人間国の慣習は知っている。それに倣わなければ、私とリルベルとの関係の証明にはならんだろ。
魔国では……言い難いのだが、縁者等の前で最初の交わりを交わすことがそれにあたり、行為を終えた直後、男の陰茎の根元まで女が専用のリングを嵌め、その後指輪を交換、これは人間国と同様だな。
一部の者等(サキュバス・インキュバス)以外で婚姻関係にある者は、女は手指に二つの指輪、男は手指に一つの指輪・陰茎に一つのリングがある。
陰茎と言っても、人間の男の物とはだいぶ違っていて、根元から二本に分かれることも可能。インキュバスの中には、その分かれたものを更に分かれさすことができる者もいる。その陰茎は意のままに動かすことができる。」
ここで、リルベルの反応を見るヨハンセン。
「違い過ぎて吃驚したかな。驚かしたり気味悪がられたりするのが嫌で、今まで言い出せなかった…」
ーーーーーーーーーーパーティ一行---------
ハイルは村人に絡まれていたルチアを室内に招き入れ、後ろ手に部屋の鍵をかけ、ルチアのそばに行こうとしたとき、
〘うふ、今勇者ったら私の上で懸命に腰使ってるんだけど、気持ちよくもなんともないわ。リルベル様から反応するなって、テレパシーで言われたけど、こんなんじゃ反応したくても、反応しようがないわ(笑)
私が全く反応しないもんだから、勇者ったら健気に(笑)
ハイル、早いところあんたの元割れで二穴塞いで、ついでに口にも捻じ込んで欲しいわ。
ねぇ、ルチアにはどうやってするの?まず最初は人間界のノーマルで、前穴だけ?ハイルあんた、尻穴好きだから物足らないでしょ。でも最初から尻ってのもね(笑)〙
〘五月蠅いオートマタ。黙って勇者にやられてろよ。〙
〘はいはい…(笑)あら、そろそろ勇者限界みたいよ。終わったらどうするのかしら?そっちに戻って、ハイルと二人でルチアを嬲るのかしら…〙
〘こっちはまだ何もしてないんだから、こっちには戻すなよ。飲みに行きましょうとか言って誘い出せ。〙
〘えぇ~まだこいつと付き合わなきゃいけないの(笑)?〙
〘分かったなオートマタ。ルチアが訝しげに見てるから終わるぞ。〙
「ハイル様。あの……どうかなされましたか?」
入口ドアのそばから離れないハイルに、声をかけるルチア。
「いえ、このような格好でルチア様のそばに行くのも、失礼かと思って……でも上衣はそちらだしとか、色々と考えて……」
自分のそばにある椅子の背もたれに、ハイルの上衣がかかっていることに気が付くルチア。
「申し訳ありませんハイル様、気が付かないで。。」
そう言うと、上衣を手に取りハイルへと差し出すルチア。
その時わずかにルチアの鼻を擽ったハイルの汗の匂いが、ルチアに残っていた最後の扉の鍵を開ける。
「ハイル様、あの……こちらでお話ししませんか?」
長椅子の前に立っているルチアは、そうハイルに話しかける。
「(話すだけ、お話しするだけ…それ以上は何も……)お隣にお座りください。(何かしら?何故ハイル様の胸に抱かれたいなんて思うのかしら?でもこれは修道院の時のような、自分で思ってもいないことじゃない…私は、神に仕える身…なのに……)」
長椅子に並んで座ると、上半身裸のハイルに軽くもたれかかるルチア。
先程よりも強くルチアの鼻をくすぐる、ハイルの汗の匂い。
その匂いはルチアの心の扉を開ける。
「ハイル様……」
ーーーーーーーーーーあばら家→魔の子の村---------
「国境の魔の子の村までか(笑)わざわざ行かないでも、ハイルとオートマタに任せっておけばよかろうに……と言っても麗しの君の願いだ、ちょっと行くとするか。王宮のパーティまではまだ間があるしな。」
ヨハンセンがリルベルの手を取り、何事か呪文を唱えたかと思うと、二人の姿は搔き消え、その姿は次の瞬間、魔の子の村中央にそびえる大きなカラマツの遥か上に出現する。
カラマツの周りには、灯が数多く焚かれて、その周りでは人々が談笑し踊っている。
「村祭りの夜か、これはちょうどいい。村長一家もあそこにいるな。リルベルよ、村長の孫娘あそこにいるぞ(笑)」
リルベルに話すと同時に、
〘オートマタよ、聞こえるか。今夜は村祭りがおこなわれているな。〙
〘ヨハンセン様……そこまでご存じなのですか?〙
〘ご存じも何も、村中央のカラマツの上で、リルベルと一緒にこの目で見物しているわ〙
〘ヨハンセン様、リルベル様わざわざのお越し、何か粗相でもしてしまいましたでしょうか?〙
とハイル。
〘いや特に粗相はない。ハイルに任せると言ったしな。。リルベルが直に見たいと申してな……祭りにはメルヒル好みの女が沢山いるぞ(笑)まああいつは好みとかではなく、あれとあれさえついておればいいのだろうがな(笑)。〙
※元投稿はこちら >>