−−−パーティー、一行−−−
〘あら…戻すの?誰の目から見ても丸分かりで股間を弄る様、滑稽で面白かったのに汚らわしいけれど私が見るわけではないから温泉の湯に浸かったら戻してあげてもいいわ。私の前以外では……ね。以前より小さく戻すけど……。
魔の子山山頂までの最後の村は食事は質素だけど湯は天然の温泉よ、野湯、脱衣場だけ男女に分かれているけど中は同じ…、何が起こるかしらね?
何か起きたらハイル、その場は止めて頂戴ね、ルチアの気持ちを完全にハイルに依存させて彼女はまだまだ使えるわ。
宿屋と酒場兼食事処は別、久しく貴男が食べてない物であろう、野生の魔牛の睾丸のロッキー・マウンテン・オイスターと干し野菜とマジックマッシュルームのスープに大麦のパスタが入ったものを
先ほどテレポートして私が作ったから魔力が込められてるしロッキー・マウンテン・オイスターで精力増進しマジックマッシュルームで幻覚をみるはずよ。
見た目は質素な食事、質素な宿屋に勇者は満足するかしら?文句なんて言ったらルチアに軽蔑されるだけ…、ロッキー・マウンテン・オイスター食べたら間違いなく魔牛を食べた事ない勇者は発情するわね。
食事処の主人たちは姿は人間だけど中身は魔国の者たちよ、子どもが配膳係りだからルチアも睾丸と解っても食べざる得ないわ。
あの匂い袋で落ちる寸前のルチアが食べたら発情するけど勇者は嫌、そうなるとハイル……。
任せたわよ、オートマタはリリスが動かすから二人でね?〙
〘〘ヨハンセン様、リルベル様、承りました、王国に戻るまで勇者のペニスは元に戻すと言う事ですね。村の女を襲ったらどの様にしましょう?〙〙
〘その辺りはハイルに任せるわ…。〙
ハイルはベルの荷物も持ち、モンスターが出現すると二人の荷物はハイルの荷物の上へ置き汚れない様に注意する。
「(ハイル様はベル様の分までお持ちになりお優しい、あんな野蛮な勇者とは大違いだわ。
ハイル様は誰にでもお優しい…、嫌だ、私ったらベル様に嫉妬しているの?)」
「(ルチアの奴!ハイルなどに目を向けて何を考えているんだ!そうか!俺に構われてるベルに嫉妬して俺に嫉妬して欲しいのだな、ハイルは当て馬と言う奴か!)」
魔子の山の山道をひたすら登り小さな村へと到着する。
魔子の山、山頂までこの村が最後の村。
「人寂しい村ですね。」
「ルチア殿は国から出たことがないのですね。」
「はい…、恥ずかしながら…。」
「修道女が外の世界へ出るのは難しいでしょう。」
「ベル様、そうなんです、しかしこれからは王国の為に私の癒しの魔法でも役に立つのでしたらギルドに所属してハイル様たちのお役に立てればと思います。」
「ルチア殿、そのお言葉嬉しい限りです。」
「ルチア、たかが剣士などに付き添う必要はない、お前くらいの癒し魔法の持ち主なら我ら王宮に仕えよ、王国に戻った際、王に頼もう。」
「いいえ、勇者様、私、修道女として王国の人達の役に立ちたいのでギルドに登録したいと思っています。」
「ルチア殿、流石修道女、貴女ほどの心優しき女性に出会った事がない。」
「まあ、ハイル様……。」
「勇者様、先に宿屋に行ってから女性陣に湯浴みを…。」とハイル。
「ハイル様、お心遣いありがとうございます。」とルチア。
「メルヒル様、お腹も空きました。」とベル。
−−−酒場−−−
「見物が出来ました、有難うございます。出来ればリルベル様をヌードを拝見したかったですが……。
貴方様がリルベル様を連れてき置いていった時よりヨハンセン様が貴方が恐ろしくて触手が動きません。
ヨハンセン様に失礼と思いますが実は私、キースは恥ずかしながらリルベル様を手籠めにしようとしました。
過去の話なのでお許し下さい…、リルベル様に触れた瞬間、私の手は…闇黒の炎の釜に両手を入れた様に膨れ上がり痛みを伴い動かす事が出来ませんでした。
そんな私にリルベル様は微笑みながら「邪な気持ちを持ち私に触れたらこうなるのよ?」とお優しいリルベル様は癒し魔法を施してくれました。
ヨハンセン様、そうなる事も分かっていて仕込まれましたね。」
「ヨハンセン?……フアナにを見に来た?いい子にしてるわよ、何が起きるか見るしか出来ない動けない状態。」
カーテン奥の扉から姿を現したリルベルは今日もシースルーのベールと身体の線がよく判るレースのドレスで愛しの相方さん、ヨハンセンの手を両手で包み見上げる。
「(ヨハンセン!何してるの!私にその女、変な魔法を掛けたのよ!どうにかしなさい!
ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ーーー!)」
「見て、ヨハンセン、王女のペニス、今や勇者より立派でしょ?産まれたら直ぐ噴き出す程に乳房も血管が浮き出る程、母乳も溜まってるわよ。
あらまた、精液を出したみたいよ、王女の精液どう使おうかしら?」
−−−騎士一家と騎士、フレデリックとその姉、クレア−−−
「フレデリック、そろそろ婚約をしたらどうだ?」
「そうね、クレアも婚約が決まりましたもの。」
「父上、母上、姉上が嫁がれてから婚約者の選別に入りたいと思っています。」
「今からクレアのドレス姿、楽しみだわ。」
「お母様、お気が早いです、夜会で王様から正式に婚約を認めていただかないと……。」
「夜会は婚約者が勿論エスコートしてくれるのてまあろうな。」
「いいえ、宮殿まではリックに馬車で到着後に婚約者のウェイスト様に…。」
「そうか、そうか、ではフレデリック、頼んだぞ。ところで領地の話になるのだがフレデリックだけ残り話の続きをしよう。」
騎士の母と姉が部屋を後にすると父と息子の話となる。
「父上、何か不都合がございましたか?」
「不都合もだが…、領地の北側の森に狂暴な獣が出現し、領地全体で雨が振らないせいで作物の生育状態が悪いと報告を受けている。
アレ(正聖女)を偽りの罪で断罪したからではないのか?」
「しかし父上、和平の為と言い姉上を魔国の皇太子と婚姻させても宜しかったのですか?」
「魔国の者が我々人間族と姿が同じとは言え時の流れる早さが違うと聞くと心配ではあったが…。」
「大丈夫です、雨が振らぬのも一時的なものでしょうし、狂暴な獣と言っても魔族ではありません、夜会後、私めが領地に一時戻り獣を退治しています。」
「解っているだろうがクレアはアレが偽りの罪で断罪されたのは知らぬ。」
「はい、解っております、しかし母上は?」
「知っておる、孤児院上がりの平民の娘が正聖女で淑女の鑑と言われるクレアより名が広まっているのを快く思っておらなかったからな。
教会に赴いても孤児の奴らに「何だ、正聖女様じゃないんだ。」と言われたと悲しげにしておったとも聞いている。」
「チッ!処刑された後まで手間を掛けやがって!」
「処刑するより娼館に売ってしまえばよかったのではないか?我が領土も潤い、男共も楽しめたであろう。」
「父上もですか…、それは私も思いました、地下牢に閉じ込めて性奴隷として飼ってやればよかったと……。」
−−−記憶の遡り−−−
傷もすっかり癒え、ヨハンセンのアドバイスに従い魔の子山の森で最初は簡単な炎の闇魔法を使い、使い切ると聖魔法でマジックを回復させ繰り返し精度を上げ炎と水はすぐに使える様になった。
「テレポートよね、これも同じ様にして……。」
テレポート先は聖魔法で整えたベッドの上、やはりマジック切れを起こし聖魔法も使えない、身体も動かない、話すのもやっと。
「……テレポートはまだ早かったかしら、仕方ないわ、このまま明日まで眠ってしまいましょう。」
翌朝目を覚ますと、テーブルには食事と強魔石と一通のメモが。
「ヨハンセンからね。」
メモを読むと驚きのあまり息を呑む。
「……人に、いいえ、魔族…、違うわ、ヨハンセンにこんな事言ってもらえるなんて思いもよらなかったわ。
いただきます、ありがとう、美味しくいただくわ……。」
−−−ヨハンセンのメモ−−−
何と書いたか教えて下さい。
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