【お疲れ様です、どうかお身体をお大事に…。幕間でもないのですが、ユウナ達の四人について書き出してみました。お考え中の今後の展開に関わってくるようなら無視してください…っ】
〜〜〜郊外某所〜〜〜
ユウナ「リズベット様…、いえ、リズベット・コーナーが今朝方に逮捕されたと聞きました。リズベット・コーナーは人でありながら獣人理解があり、獣人保護活動を行う王家の血筋を引く、重要人物と考えます。我々第3班はリズベット・コーナー救出作戦を進言させていただきます。」
先日テロ事件を起こした、ユウナ、レノン、ミナト、スズナの四人は獣人ゲリラが所有する隠れ家に身を潜めていた。
ゲリラとしての初仕事を終えた四人は、すぇに指名手配されており、ほとぼりが冷めるまでは潜伏するように指示があった。
しかし、そのすぐ後に衝撃の情報が四人に届いた。
リズベット・コーナーの逮捕だ。
ゲリラに身を落とした彼女達だが、今でも突然リズベットを愛していた。
すぐにゲリラの支部長に連絡を取ったが…
『却下だ。リズベットは所詮人間。人間は全て、我々の報復対象だ。人への憎しみを忘れたか?それにコーナー家からは破門されたとの情報もある。もはや、あの女に利用価値はない。』
通信が切られ、無線機を激しく床に叩きつけるユウナ。
ユウナ「くそッ!!リズベット様をなんだと思ってやがるッ!」
ミナト「リズベット様の逮捕…、絶対私たちのせいだよね…。きっと私たちの管理番号調べられたんだ…。」
レノン「大好きなリズベット様に迷惑をかけて、私たち馬鹿みたいじゃない…。」
リズベットに初等教育を受け、獣人の差別の歴史、社会構造を学び、現場への不満を覚えた四人。
リズベット邸を去る際、リズベットには『故郷の家族に会いたい』と嘘を吐き、ゲリラに参加したユウナ達。
当然正規の所有権移転はされておらず、彼女達の所有者は、今もリズベットになっている。
スズナ「…ねえ、リズベット様をみんなで助けに行こ?組織に逆らうことになるけど…。リズベット様が酷い目に遭うなんて嫌だよ…。」
ユウナ「よっしゃっ!ウチ、車盗んでくるっ!収容所までの地図確認と、残弾数えておいてくれっ!待ってろ…っ、リズベット様…っ!」
こうしてユウナ達は隠れ家を出て、リズベットが勾留されている収容所に向かった。
リズベットから初等教育を受けたが、読み書きや基礎常識を身につけた程度の四人に作戦立案能力はなく、テロ後の補給もないまま、収容所を単純襲撃。
『……襲撃犯、鎮圧完了しました。襲撃犯は管理番号より、猫人ユウナ、牛人レノン、犬人ミナト、鳥人スズナの指名手配犯4名と判明。リズベットの名を口にしており、収容中のリズベット・コーナーのゲリラ関与、国家転覆思想は、確定的なものと思われる。』
負傷者を数人出したものの、麻酔銃により簡単に鎮圧された。
この四人の動きはリズベットを救うどころか、より窮地に追い込むことになってしまった。
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