(生まれて初めて殿方の前で裸になってしまったわ…。はぁぁ…、顔から火が出そう…。)
ショーツを足から抜き取り、ペンダントなどの装飾品を外す。
生まれたままの姿となり、男達の視線に晒される。
求婚を受けても思想や主義のせいで取り下げられていたリズベットは、当然色恋沙汰の経験もない。
肌を晒すだけで全身が火照り、ジワリと汗が滲む。
身長や体重を測定されるところまでは理解していたものの、胸囲や腹囲を測定される頃には違和感を覚え始める。
(なんか、この…、ただ測定しているだけ…よね…?)
胸や股間を隠す両手を退けさせられ、一切隠すことができない体制で測定が終わる。
どうにも必要以上に胸やお尻を触られているような気がして、少し怪訝な表情を浮かべていた。
「は…、え?な、本当に必要なのですか…?そんな、い、ぅ、わかりました…。」
身体検査が終わったと思ったが、さらに恥ずかしい姿勢を指示される。
面食らった表情を浮かべたが、腰に下げられた警棒を見て、大人しく従った。
「もっと両脇を開いて、身体を隠せない体制を取りなさい」
「足の開きが悪い。もっとガバッと大きく、少し膝を曲げて、腰を突き出しなさい」
恥を堪え、両手を後頭部で組み、足を肩幅以上に開く。
しかし、羞恥から足の開きなどは十分ではなく、何度も指示されながら身体を見せつけるような姿勢を取る。
「こんな検査…、人権侵害でしょう…っ。私はまだ容疑がかかっているだけなのでは…?」
乳輪のサイズ、色、乳首の高さ、幅…。胸だけでも詳細なデータを記録に残され、羞恥や屈辱に涙を溜めながらそう呟く。
腰を突き出すように差し出した秘部にも男の手が触れ、誰にも見せたことのない粘膜を見られてしまった。
(壁際…、不審物の持ち込みを取り締まるために、お尻や膣を検査するとは聞いたことはあるけれど…。男の方に検査されるなんて…。)
「あのっ、逃げたりしませんから、女性の方をお願いします…っ!いっ、嫌っ!離してっ!」
これまで耐えてきたものの、とうとう看守に泣き言をあげるが、肩と腕を掴まれ、放り投げるように壁際に追いやられる。
「痛い痛いッ!!痛いですッ!!そんなのっ、挿れないでッ!」
尻穴に冷たい感触がしたと思えば、棒状の何かが体内に入ってくる。
当然尻穴の経験はなく、ただ痛いのみ。
息を吐くように、力を抜くように、そう指示されるが、異物感で無意識のうちに身体に力が入り、棒を締め付けてしまう。
抵抗する気はなくても、身を捩り動かしてしまい、途中からは体格差のある男二人がかりで押さえつけられ、検査が進められた。
「ひぃっ!?いやっ、やだっ、嫌ぁっ!!」
つぷっと膣に金属製の何かが入れられる。
悍ましい感触に寒気がして、鳥肌を立てながら悲鳴をあげた。
見知らぬ男に膣内を弄られ、広げられて中を覗かれる。気色悪さを覚え、強い抵抗を覚えるが、男達に押さえつけられた身体は身動きも取れなかった。
普段はぴっちり閉じた膣内を覗いた看守の目には、しっかりとした膜が奥に見えた。
「ぅ、うぅ…っ、私の服はどこ…?」
身体の隅々まで検査され、尻や膣まで弄られたリズベット。頬に一筋の涙が流れるが、それでも懸命に背を伸ばして立った。
渡されたのは、薄く安っぽい生地でできた囚人服。シンプルながら豪奢で着飾ったドレスはもちろん、ガーターベルトや下着類まで回収されていた。
「あのっ、下着は返してください…。そもそも、私はまだ有罪と決まったわけではないでしょう…っ?取り調べの前にこんなことして、許されるはずがありません…っ!」
これまで我慢してきた不満が爆発し、涙を溜めた目つきで看守を睨みつける。
罪が確定する前に、これではもはや罪人と同じ扱いだ。
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