いつも、この身体検査は合法的にセクハラできるな、本当に役得だ。以前は女性の検査は女性がしていたが、暴れる者が出始めて、圧倒的な体力差の方がかえって安全となり男性が行うことになった。
努めて平静を装っているが、貴族のリズベットの身体、ましてやスタイルが良いとあれば男達の興味の的だった。
最後の下着が取り払われて、陰部まで晒している。羞恥で身体はピンクに染まり呼吸が乱れ始めた身体をじっくりと視姦していく。
「まずは、身体測定から行う。」
身長、体重の後に胸囲、腹囲、尻周りと測定した後、さらに恥ずかしい命令が与えられる。
「次は、腕を上げて手を後頭部の後ろで組みなさい。そして、脚を肩幅より広く、そうだな50センチは広げなさい。」
係官はノギスを持ち出して、乳首の大きさを、測定しはじめる。
乳首の直径、高さ、乳輪の直径…
次は、陰部の各部の測定だというと。
乳首と同じようにクリトリスの測定が行われた後に、尿道、膣口、肛門の位置サイズまで採寸が行われた。
リズベットは自分でもじっくりと見ることのない場所を他人にそれも詳細に測定されてしまう。
どんどん検査が進んでいく。口の検査を終えた係官がゴム手袋をつけながら壁際の場所を指示した。床に足の形でマーキングがしてあり、立つ位置が指定されている。
すぐに肛門と膣の検査だとリズベットは思った。知識として知っていた。でも強い抵抗感と屈辱感がある。躊躇する間もなく肩と腕を捕まれ指定された場所に移動させられた。抵抗できないまま、手を壁について指示された姿勢をとらされる。はじめは肛門から調べられた。後ろに立った係官が検査用の棒をもってお尻の穴を手を使い広げる。
「息をゆっくり吐いて。下半身の力を抜きなさい」
そう言われても緊張してしまって力を抜くことは難しかった。残り2人の係官に全身をがっちりと押さえつけられ、無理やり器具を入れられた。肛門に棒状の物が入ってくる感覚がある。痛かったけれど抵抗することはできない。屈辱的な気持ちだろうが耐えるしかない。
「異常なし」
係官が問題ないことを告げる。唇を噛んで泣かないように我慢しているようだ。
次は膣の検査だ。
膣に金属の器具が入れられる。異物が挿入される不快な感覚で涙がこぼれる。棒のようなものが膣の中で動かされる。
「肛門、膣とも異常なし。服を着なさい」
と、囚人服が渡される。
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