法制定前からも獣人や人間の奴隷の数人を使用人をとし、離れの屋敷で生活していましたが、法制定後からは迅速に保護活動に勤しみ始めました。
市場に流れている奴隷や貴族が見せ物として買った獣人を再度買い取ったり。
名目は愛玩奴隷として買い付けるものの、屋敷内ではメイド服を着せて使用人として働かせました。
「広い屋敷での生活であるため、使用人が足りず、働かせるために獣人を買っている」という体裁を取り、保護を進めていきました。
しかし、屋敷内だけでは匿える人数が限られており、保護活動が難しくなってきました。
その時、『獣人自治区(実際は認可された自治区ではなく、国からすればスラム街)への輸送』を申し出る協力者が現れます。
獣人の家族や知り合いがいるケースもあり、希望する者の輸送を依頼する一方、獣人を屋敷での保護するよう頼まれることもありました。
この協力者は獣人ゲリラのメンバーであり、耳や尻尾、素性を隠し、獣人保護している稀有な権力者のリズベットに近づいてきたのでした。
獣人を家族や友人のもとに送る一方、怪我や精神の疲弊で戦えなくなったゲリラの敗残兵の保護を屋敷への保護を依頼していました。
リズベットは全く知らないまま、獣人ゲリラとの繋がりが出来てしまい…みたいなのとかはどうでしょうか?
逮捕がしやすく、民衆にもリズベットのテロリズムのように見せられそうです。
獣人ゲリラは当初は差別への対抗でしたが、法制定後は文字通り国家転覆、獣人国家建設のための組織になっています。
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