昨日と同じように跨るよう言われて、梨乃は少し視線を彷徨わせた後、先生の膝へ乗り上げる。
横座りしようとしたが、鈴木先生から跨るようにと注意され、腰が密着するくらいの位置で腰を下ろした。お尻のをするりと抜けて、梨乃の股ぎわに先生のすでに固くなり始めたそれが擦れてしまう。
(え?うそ、…。先生のここ、いつも凄く盛り上がってたけど男の人のサガなのかな?昨日お尻越しに当たった感覚がすごくリアルで。)
昨日、抱きしめられて押し付けられた感覚を思い出していると、先生が梨乃に昨日とは違うキスのことについて教えてくれた。
「舌のキス、ですか?」
(お互い、気持ちよくなれるように…)先生の言葉を反芻にしてると、半ば無理やり梨乃の唇を奪い、強引に入りこんで来る先生の舌にきょぜつするわけにもいかず、梨乃は受け入れてしまう。絡めるように舌を奪われ、梨乃は思わずぎゅっと下っ腹に力が入り、吐息が漏れる。
「ん、っはぁ、」
無遠慮な舌が口内を一通り這い回ると、鈴木先生が離れていった。短い間だったはずなのに、妙に時間感覚は長く感じて、梨乃は息を乱してしまった。そんな感度が良さそうな気配を見せる梨乃に舌舐めずりをしながら、先生は梨乃からするように指示を出す。こくりとうなずくと、昨日と同じように先生の首に腕を回し、邪魔と思えるような質量のある胸を押し潰すように先生に押し付け、梨乃は先生にキスをする。
開かれた唇を割って小さな舌が先生の口内に侵入する。チロチロと小動物のような舐め方に、気持ちよさはかけらも無くくすぐったく感じるていどで、梨乃はあまりうまくできず、自分自身もさっき先生がしてくれたような甘い気分を引き出すような感じがうまく出せず、一度唇を離した。
「ごめんなさい、あまり上手くできないみたいです。もう一度やり方教えてもらえますか?」
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