社長との情事を終えて自宅に戻った私。
まだ身体がフワフワと浮いたような感覚のままソファーに身体を投げ出すように崩れ落ちる。
「社長と…しちゃうなんて…。」
社長と認識してからそれほど時間は経っていないと言うのに…。
しかしながら社長はどういうわけか私の秘密を暴いた写真を持っていた…。
私に考える時間などなく、今日のことはお膳立てされ避けるべき術などなく、そうせざるを得ない状況に陥っていた…。
本来ならば何らかの罠。そう思うのが正しいのかもしれない。しかし私はそれまでのメールでのやり取りで完全には意識は奪われ思考をコントロールされ、罠を罠とも思わず、自分自身を解放できる好機とさえ考えてしまうほどに操られていたのかもしれない。
「社長と…セックス…。でも…社長なら…社長だから…一番安全なのかも…。」
送られてきたメールを読みながら、社長なら安全と意識の中に刷り込まれていく私を私自身、何も怪しく感じることもなく、メールの言葉を鵜呑みにしてしまう事自体、マインドコントロールされている証し。
≪社長には…とても愛していただきました…。
本来社長は…下の毛はあった方がお好みだと…。
それでもパーティーに出席するために…仕方なく私の下の毛を処理して下さり…。
そのあとは…無理矢理…いえ…荒々しく犯されるように…パスルームで愛していただきました…。
バスローブを羽織り二人でベッドルームに行くと…。今度は私が社長を襲うように跨がり…社長の欲望を煽るように私自身を見せつけ…私から…私の手で…再び社長を受け入れ…激しく愛していただきました…。≫
メールを送ると先程の情事が脳裏に鮮やかに蘇り、床に放置したままのバイブを手に取ると、ソファーに両脚を上げて、既に涎を垂らした割れ目に…。
何の抵抗もなくヌプヌプと沈んでいくバイブ。
スイッチを入れると容赦なく掻き廻し始めるバイブに一瞬にして逝き果てさせられ…。
股を開き玩具を挿したままの姿で眠りに落ちていく…。
翌日…。社長に連れられてパーティー会場に向かう。
昨日見ていたはずの風景は、本番のライトアップにより、昨日とはまるで違う淫靡なものへと変貌していた。
もちろん、昨日は居なかったパーティー主席者が何組が到着していた事もある。
そして女性は目元を隠すマスクに包まれ、妖艶な雰囲気を醸し出していたのだから…。
「社長…昨日とは…雰囲気が…。」
カウンターに腰掛け、社長の腕に手を廻し甘えるように凭れながら小声で話し掛ける。
「もっ…もちろん…。上下共に…。」
既にその場の雰囲気に飲まれ始めてしまっていた私は、社長秘書としての役割をわきまえたかのように、社長と腕を組みながらも背筋をピンと伸ばして凜とした雰囲気に…。
「社長秘書が…ノーパンなんて…ね…。あまりにもセクシーな下着もそぐわないかと…。
清楚でありながら…どこかセクシーなものを…。」
下着を問われて今日の下着を報告する。
悪戯っぽく笑みを浮かべて社長に視線を送りながら…。
『誰から誘われても目を離さない…。
私はここで飲んでいる…。』
社長の言葉は私にストレートに突き刺さる。
それは…社長の目の前で…他の誰かに抱かれる事を意味していた…。
『今日は…いったい誰に…!?』
不安ももちろんあったが、こんなパーティーは初めての経験。ハイソな人々の戯れに交じる事ができる好奇心の方が勝っていたのかもしれない…。
お尻を軽く撫でられた事で、『さぁ…始まるよ…。』と言われたような気がした…。
今日は誰かに…周りの人に見られながら…誰かに抱かれる…。
そんな非日常の戯れにドキドキが治まらない…。
「社長…?パーティーが終わったら…。また私を愛していただけますか…?」
小悪魔のように微笑んで社長を見つめる私…。
【おはようございます。
体調はイマイチで…ゆっくりになりますが…お付き合い下さい…。】
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