まさかの人事。まさかこの私が社長秘書に抜擢されるなどと考えたこともないような衝撃の人事。
意味も理由もわからぬまま社長室に赴いた私の目に飛び込んできたもの…。
私がメールの指示に従い淫らな行為に及ぶ姿が盗撮された数々の写真。
それが社長のデスクの上に散りばめられている破滅的な光景…。
動揺した私は社長の言葉に全てイエスと応えるしかなかった。
「何で…!?何であんな写真が…。」
一日、忙しく職務にあたりながらも、その言葉が頭から離れる事はなく、憔悴したように帰宅した私は、今日起きたことをメールで報告する。
何をどうしたら良いのかわからず、助けを求めるような心持ちだったことは間違いない。
その答えを他人に任せる自分の弱さが現状を招いていることにも気づいてはいた。
それでも元々の性格を極端に変えることなどできるはずもなく、送られてきたメールに励まされるように、少しだけ気持ちが軽くなったような気がした。
「個人的な趣味…。私の個性…。私の世界が…もっと拡がる…?」
どの言葉も私を励まし、戸惑う私の背中を押してくれるものに感じた。
「遊びの相手…プレイのパートナー…。社長が相棒…?」
カーテンを閉め切った窓辺を見つめる。
社長のデスクの上の写真。それはこの窓越しに撮された写真であるだろう記憶は身体にも刻み込まれている。
このカーテンを開け放ち、メールの指示に従い淫らな行いをする姿が盗撮され、その写真がどのようなルートを辿ったのかわからないままに、事もあろうに社長のデスク手元に届いてしまった…。
しかしながら、その写真のおかげで、鈴木やメール相手のような誰ともわからない危うい男性ではなく、会社社長としての社会的地位のある男性との関係性を築く事ができたとするならば…。
メールの言葉の通り…。
「要は…考え方…ひとつか…。」
社長秘書としての立場が、新たなパートナーを手に入れたと考えるのならば、これほど安全が保証された相手はいないと考えられるようにもなったのは、メールの言葉のおかげだろうか…。
カーテンを開け放てば…。その向こうには私を狙う盗撮魔が居る…。
そこで得た渡しの情報は…再び社長の元へ渡るかもしれない…。
もちろん不特定多数に拡散された、その中の一人に過ぎないのかもしれない…。
もしかしたら他の知り合いにも…。
そんな危うい状況が私の心と身体を蝕むように翻弄し昂らせていく…。
「このカーテンを開けたら…。また社長に…。」
常識的に考えれば、このカーテンを開ければ盗撮される危険があることは理解できる。
この部屋から引っ越すか…。決してカーテンを開かないか…。もしくは警察に…。
普通ならば選択肢はそのくらい…。しかし私はカーテンを開く決断に至る…。
「社長に見てもらえるなら…。新しい遊び相手…プレイのパートナーの為なら…。」
スルスルと開いたカーテンからベランダを照らし出す明かりが溢れ…。
「社長に…剃ってもらうなんて…。」
カーテンを開き、外の暗がりが窓ガラスを鏡のように私を映し出すその前でスカートを捲り上げると、穿いていた下着を下ろす。
元々濃く覆い茂る陰毛は、誰に見せるわけでもない為に無法地帯のように奔放に茂り、見た目の清楚さや真面目さとはかけ離れた真っ黒な深い森…。
物心ついた頃から生え始めたそれをコンプレックスに感じることはあっても剃り落とそうと考えたことはなかった。
「これを…。社長に…。」
愛しそうに眺め掌で撫でる姿は、今まで共に過ごしてきた仲間とのしばしの別れを語っているかのよう…。
しかしそれはそんな感傷的なものではなく、自分自身のコンプレックスとなり、男性との関わりを拒む1つの要因にもなっていたそれを剃りおとした時…心と身体が解放されて今以上に快楽に溺れてしまうかもしれないという暗示が私の胯間を潤ませてしまう…。
「私の…この毛…。無くなって…。ツルツルの…パイパンにされちゃったら…。もう…私を止めるものは…無くなっちゃうかも…。」
考えただけで潤みは割れ目から零れ落ち、太ももの内側を伝って落ちる…。
翌日、約束より少し遅れて社長から時間を頂戴すると、パーティー会場へと向かい…。
「ここがパーティー会場…。」
抱いていたイメージとは程遠い、どこか淫靡な雰囲気が漂うそこは、良識ある人々が集うパーティーと言うには似つかわしくない場末のクラブのようなデコレーションが施されていた。
「ここで電話パーティーを…。」
一瞬でそれがまともなパーティーではないことを思い知らされる。故に参加女性はパイパンなんだと言うことも理解できる。
「あっ…あの…社長…。」
会場をひとつひとつ見て回る社長の後をついて歩き、恐る恐る声を発した私は…。
「ぱっ…パイパンというのは…主催者様の意向だと…伺いましたが…。」
私の言葉に歩みを止めて振り返り私の顔を見つめる社長。その見つめられる視線に私の視線を絡めるように…。
「社長は…どちらが…お好き…なんですか…?主催者様のように…ツルツルなのと…私のように…。」
そう言うとスカートをゆっくりと捲り上げ、この時のために何も穿かない深層部を晒していく…。
「私の…ここ…奔放に生えた…黒い繁みと…ツルツルの…パイパン…。社長はどちらが…。」
写真で見られているとは言っても、目の前で晒す事とは恥ずかしさが段違い。
羞恥にまみれて赤く染めた顔を横に逸らしながら手入れの施されていない繁みを見せつけ…。
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