真奈美からのメールに
『ちょっと、派手に人前で男と絡み過ぎたようだね。
モテない男がやっかみ半分で、嫌がらせをしてきたようだ。
あとは、社長の人となりを真奈美自身が見極めて、真奈美の方に社長を引き寄せてしまえばいい。
社長を真奈美自身の倒錯の世界へ、引き込んでしまえばね。
ちょうどいい、剃毛を社長に頼んでみては。
それによって、どんなふうに社長を絡め取って行けばいいのか、手が見えてくるかもしれない。
正直に話してみる事だ。
仕事は、きちんとこなしているのだし、個人の趣味に会社が、まして社長がとやかく言う筋合いのものではない。
真奈美の個性としてみる事が出来ない社長がやってる会社など、先は見えてる。
そのくらいの覚悟で臨めば、何とかなる。
もしかしたら、鈴木の代わりの男性が見つかったかもしれないじゃないか。
金の多寡に拘りはないけど、多いほど選択肢も多い、と言う事は真奈美の世界がもっと広がっていくかもしれないじゃないか?
別に社長の愛人になれと言ってるわけじゃない。
遊びの相手、プレイのパートナー、相棒だ。
要は、考え方一つだ。』
と、ポジティブ思考でいくべきだと、メールを送信した。
パーティーの前日、つい最近秘書になったばかりの早坂君から話があるから時間を取って欲しいという事で、
前日になってしまうが、パーティー会場に下見に行くついでがあったので、下見が終わった後でなら大丈夫だと伝えた。
財務報告とプロジェクトの進捗具合など、午前中いっぱいを報告や説明に費やした私は、午後から秘書の早坂君をお供に
明日のパーティー会場となるホテルに車で出かけた。
(真奈美が、どんな手練手管で私を引き込もうとするのか。
もしくは、素直に心の内をぶちまけるのか。
どんな風に来ようとも、真奈美の世界、というよりは二人の倒錯の世界、アブノーマルな世界への
第一歩になるんだがね。)
真奈美の性癖を私の掌で転がすように、花開かせ、私色に染めていく。
【了解しました。
行動を制限するための拘束なので、ご心配には及ばないと思いますが、痛み、苦しみについては心に留め置きます。】
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