落としたフォークを拾いに来てくれたボーイさん。
テーブルの下に入り込んだフォークを拾うには、少しだけテーブルクロスの中に入り込む形になるだろう。
その瞬間に私は少しだけ腰をずらしてボーイさんの方に身体を向けると、ゆっくりと…しかし確実に脚を開き、股間に突き挿さるバイブの存在を見せつける。
一瞬動きが止まるボーイさんの姿に確実に見られたであろう事は理解できる。
『うそっ…ホントに見られちゃった…。』
格式高いホテルのレストランで、事もあろうにバイブを挿したままで食事を楽しむなんて…。
「んっ…。」
表情を歪ませて押し込まれるバイブの刺激に堪える私に、男性は足の指先で私を翻弄し続ける。
「たっ…たぷん…見られちゃった…。」
押し込まれるバイブの刺激に加えて、言葉でも責められる私は俯きながら歪んだ快楽に溺れ始めてしまう…。
「見られちゃった…絶対…見られちゃった…。」
あり得ない状況での淫らな行い。
見られてはならない行為を他人に見られるすりると快感。
見られることと…見せること…。
似ているようで主旨、主権がまるで違うこと…。
途絶える事のない波状攻撃の快楽に翻弄されて、ここがレストランであることすら意識の中から消え失せようとするほどにかいらくに浸る…。
「見られたい…。私…下着も着けず…バイブを…。
誰かに…もっと…見られたい…。」
心の声が漏れ出して独り言のように繰り返し呟く私の表情は快楽を求め、言われるままに何でも従うと媚びるような表情にも見える。
瞳は蕩けて潤み、半開きの唇からは甘い吐息が漏れ出すほど…。
「もっと…恥ずかしく…。恥ずかしい私を…晒して欲しい…。」
羞恥に包まれながら快楽を感じたい。試着室の中で身体を重ねたように、日常の中でしたあり得ない行為に溺れてみたい…。
そんな感覚が私の中に生まれ、私を支配するように埋め尽くしていく…。
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