言われるままに鞄から取り出した下着を手渡した私。
周りからの視線を気にしてできる限り小さく丸めて渡した下着は、なんの躊躇いもなく大胆に広げられると、その香りを楽しむように鼻先へと運ばれてしまう…。
「あっ…いやぁ…。」
思わず声をあげてしまうと、周りを見渡し小さく縮こまるように背中を丸めて俯いてしまう。
「やっ…やめて下さい…。」
身体を前のめりにして男性にだけ聞こえるような小さな声で抗議してみるものの、それはなんの力もなく…。
「後悔って言うか…。」
来て良かったと思うようになる…。そんな言葉の意味を考えることもおぞましいと理性が働くものの、何かを期待している私の身体は何故か昂りを覚えてしまう…。
カフェを出て男性の後ろを歩く。ふと路地裏に連れ込まれると手渡されたものは…。
「コレって…。コレを入れるんですか…!?」
これから食事に行く者には似つかわしくない卑猥な男性器を形を模したモノ。
『こんなの…入らない…。』
心で拒絶しながらも身体は受け入れの準備は整っており、意志とは裏腹に簡単にのみ込んでしまった。
「んっ…。」
膣を押し広げるその圧力に、眉間にしわを寄せて表情を歪める。それと共に鼻から抜けた吐息…。
「このまま…行くんですか…?」
私の縋るような切ない表情とか細い声は、男性を悦ばせる以外では何も役にたたなかったのか…。
無言で微笑み歩き出す男性の後について歩く…。
オシャレなレストランに案内される。
コレが付き合っている彼氏や、好意を抱いている男性なら喜びしか感じないのだろう…。
それが現実には私の前に座り、下半身に激しい振動を加える器具を操る者…。
時折、振動に加えてうねりや突き上げまでも施すそれは、店内の雰囲気を楽しむどころか周りの目が気になって仕方ない。
「やっ…やめて…。」
私の弱い抗議を受け入れてもらえるはずもなく、繰り返し襲い来る激しい刺激に、私の理性は崩壊寸前。
快楽の渦にのみ込まれようとしている中で、身振り手振りで脚を開くよう促され、無防備な股間を撮影されて…。
『そんな…。スカートの中…スマホで撮られたら…。バイブが挿さってるのも…撮られちゃう…。』
盗撮されているような感覚が、背筋に快感が走るような心地良さを感じてしまうように…。
『ダメ…恥ずかしいのに…気持ちよくなっちゃう…。』
露出の魅力に取り憑かれそうになる私に…。
「えっ…!?ボーイさんに…!?それは…。」
無理だと言わなければならないところだったはず…。でも私は見られる事で昂る感覚を味わってしまった…。
落としたフォークはテーブルの下。テーブルクロスが垂れ下がる個室のような空間…。
『はぁ…。私…何してるんだろう…。見られてるのに…バイブが挿さってるのに…。はぁ…逝っちゃいそうなほど…気持ちいい…。』
テーブルの下で覗かれているだろう状況にも、蕩けた恍惚とした表情を浮かべてしまう。
※元投稿はこちら >>