「本来の…姿…?」
メールの言葉に信じられない想いを抱き、心が外に浮かび上がるように驚愕の表情を浮かべる。
「言い訳…だなんて…。」
真を突くようなメールの言葉に、私の全てを見透かされているようで恥ずかしさと共に、逃れられない何かを感じる。
「そっ…そんな…。」
自らの姿を改めて見つめると、試着室の中で激しく突き上げられた記憶が蘇り、その感覚も身体に再び襲い掛かるように…。
≪私は…私の意識なんかでは…私はそんな…。≫
それ以上の言葉が浮かばなかった。私の心理や願望を私以上に理解しているかのような人に抗う言葉など見つかるはずもなかった。
身なりを整え、自室に戻るとベッドに飛び込み深い眠りに落ちていく…。
そして約束の金曜日…。
「どうしたら…いいんだろう…。」
終業時刻まで迷いから逃れられなかった。
食事だけ…それだけで済むはずはない…。
二回目に会ったときに、試着室などというあり得ない空間で身体を重ねてしまうほどに淫らな私を曝け出してしまったのだから…。
「きっと…今日も…あの人に…されちゃうよね…?」
迷ったのならば行かなければ良いだけ。そうは思ってみるものの、あのメールには私の恥ずかしい姿を撮影した画像が貼りつけられていた。
それは…私の中で他の人にバレてしまうかもしれない恐怖にも似た感情となり、黙っているだけでは済まない気がしてならなかった…。
「やっぱり…。行かないと…ダメだよね…。」
答えは決まっているようなものだった。それは食事に誘われるとわかった瞬間から…。
日々日常の空間で過ごしながらも、一刻一刻と時が流れ、今日のこの時間になるまで、その強迫観念はより私を締めつけてくるように感じた。
だからと言って、胸元を無防備に晒し身体に張りつくような少し小さめのタンクトップをジャケットの下に着てこなくても良かっただろう…。
普段は穿かない短めのスカート、タイトなシルエットで後ろには際どい所まで深く切れ込むスリットが入っているものを選ばなくても良かっただろう…。
後悔しているのは未だ正常に働く理性。
そうさせた心の奥の願望のようなものを鎮める事ができなかった理性の弱さ…。
そして…。
次の食事会の時には下着を着けずに行くように言われていた強い力…。
私の中にいくつも存在する言い訳や逃げ道によって、仕事が終わるとトイレに駆け込み、ブラもパンティを身体から引き離すと約束のカフェへと向かってしまう…。
【遅くなりました…。
剃毛はどちらかというと好みです…。自ら剃っても…どなたかに剃られても…どちらでも大丈夫です。
アナルに関しては、触られたり舐められたり…は、大丈夫ですが、挿入…は…少し抵抗があって好みではないですね…。
後は、あまりにも痛かったり汚かったり…排泄管理みたいなもの…奴隷扱いや罵倒するような高圧的な言動も苦手です…。
どのような恥ずかしい行為でも、可愛がってもらっていると言う背景があれば、だいたいのことは大丈夫だと思います。】
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