自宅に帰り報告のメールを送ると間もなく、スマホが震えてメールの着信を知らせる。
「毒蜘蛛だなんて…。」
そのメールには私を煽るような言葉が並び、辱められる事に快楽を感じ始めていた私にとって、最大の褒め言葉とも思えてしまう…。
「見ず知らずの相手なら…?まったく知らない男の人と…?」
「ちょっと顔見知りって…。私を知っている人とだなんて…。」
どの言葉も冷めかけた私の心と身体に再び火をつけるのに十分すぎるものだった。
私はメールの言葉に従い、一度はベランダに脚を運び、それ以上の快楽を感じたいと望んだ心が屋上へと意識を向けさせた…。
「あの人…鈴木さんって言うんだ…。食事をご馳走だなんて…どんな顔をして会ったらいいのかわからない…。」
屋上へ向かいながらランジェリーショップの男性店員の事を思い出した。
一度ならず二度までも恥ずかしい姿を晒し、ついこの前初めて会ったというのに、自分から誘い込み簡単に身体を許してしまう軽い女だと思われたかと思うと、顔から火が出そうなほどに恥ずかしさを感じる…。
そして屋上へ辿り着くと、メールの言葉の通り空には星が瞬き、宝石箱をひっくり返したかのように輝いて見えた。
その星達が見守る中、今日ランジェリーショップで買ったオープンブラとシースルーの小さなパンティ姿になり自慰行為に耽る…。
と、その時、今日のお相手からのメールが届き、その言葉は紳士的なものだというのに、添付されてきた写真を見れば、淫らな行為が否応なしに脳裏に鮮やかに蘇る…。
「あぁ…私…こんなにいやらしい顔を…。」
自分自身でも気づかなかった淫らな表情を浮かべる写真を見て、尚更に食事の誘いが食事だけでは済まない予感が…。
≪今日の私は…ホントの私なのかな…?凄くイヤらしい事をしてしまって…。
今は屋上に…。ランジェリーショップで男性店員さんを誘った下着姿で…オナニーを…。
そう…その男性店員さん…鈴木さんからお誘いのメールが届きました…。
次の金曜日…会社の前のカフェで…。
今日のいやらしい私の写真を何枚も添付して…イヤらしい身体と…顔が…忘れられないって…。
食事に行ったら…それだけで済むのかな…?≫
そんなメールを送りながら、胯間から未だに溢れる精液を指先に纏い、口元へ運ぶと大切そうに舌で舐めながら…。
≪見知らぬ男性なら…私…何をしちゃうのかな…?
少し顔見知りの男性なら…恥ずかしさが…普通じゃいられないかも…。≫
乳首を摘まみ転がしながら、パンティの中に手を入れて膣を掻き廻しながら、膝をガクガクと震えさせての自慰行為。
空には満天の星…。辺りにはまだ明かりの灯っている窓…。
光に包まれながら自慰行為に耽る私は、鈴木さんとのディナーの後の妄想…。
知り合いの男性の前で恥ずかしい姿を晒す妄想…。
目まぐるしく景色が変わる脳内の妄想に、底無し沼と言われた性欲を感じていた…。
【次のディナーは下着を着けずに…。ですね…?】
※元投稿はこちら >>