何かに縋るような想いでメールしたのはあの見知らぬ男性だった。
男の人に見せる為の下着…男の人が悦ぶ下着…どれを選べば正解なのか正直わからなかった…。
メールを送ると程なくして返信が届いた。
心躍る装いでメールを開くと先程までのイヤらしい会話の続きの言葉達に、下着選びに集中していた意識が持って行かれてしまう…。
『イヤらしい言葉…。オマンコだなんて…言ったことも無いのに…。』
メールの中では私たち二人だけ…。そんな言葉が私を更にこの世界に惹き込んでいく…。
≪辱めて…。そうですね…。本音を言えば…。本当に辱めて欲しい…そう思ってしまっています…。
店員さんに…ですか…?≫
そこまで打つと周りを見渡し、例の男性店員と視線が絡んでしまう…。
≪私一人では選べないので…店員さんに手伝ってもらいます…。
貴方は…年上の方なんですね…?落ち着いた言葉達からなんとなくそう感じていました…。≫
そうメールを送ると、先程から私を気に掛けて見つめている男性店員の元へ向かい、言い辛そうに…。
「あの…。下着を探しているんですけど…どんなものが良いか…迷ってしまって…。」
薄らと頬が染まってしまっていたかもしれない。
話し掛けるときも真っ直ぐに顔を見ることはできなかった。
そんな私に男性店員さんは…。
「私でよろしければ…お手伝いさせて頂きますよ…?どのようなデザインがお好みですか…?」
極々当たり前の接客トークなのだろう。
何かを期待する風でもなく、爽やかなままにスラスラと出てくる言葉に、下心にまみれた私の方が恥ずかしくなってしまう。
「あの…年上の…。年上の男性が…その…気に入ってくれるような…って言いますか…。
年上の男性が…見て…悦んでくれる下着を…。」
しどろもどろになりながら答える私に、何かを察したような男性店員は、淫らでイヤらしい下着が並ぶコーナーから何点かの下着をチョイスして…。
「こんな感じのデザインなどいかがでしょう…?」
いかにもイヤらしいと思える下着。眩いほどの原色の下着は、どれも面積は少なく、透けていたり紐で結ぶものだったり…。
「男性は50代位で…会社を経営されてるんです…。」
まるで不倫カップルだと思われたのかもしれない。
盗み見るように男性店員の顔色を覗うと、一瞬ニヤリと微笑んだようにも感じた。
「中年のお偉いさんですか…。ではこちらなどは…。」
手渡された下着は前後に小さな逆三角形の布。それを左右の紐で結ぶタイプ。
色は黒、白、赤、紫…いずれもシースルーの透ける素材。
「股の部分に穴が開いてるデザインもございますが…おそらく…こちらのタイプのようにクロッチがあるタイプの方が…。あっ…まぁ…お客様からお聞きした情報から…私の勝手なイメージなんですが…。」
どこか照れくさそうに頭を掻きながら下着を差し出す男性店員を可愛く思えてしまい…。
「そっ…そうなんですか…?じゃあ…店員さんのイメージを信じますね…?」
すかさず男性店員は…。
「こちらの赤…よりも…こちらの暗いと言うか深い赤の方がオススメですよ…?
前後は深い赤ですが…クロッチ部分だけは明るい赤で…。」
男性から言われて買いに来ていると言うことも見透かされていたのかもしれない。
言わなくても私の望みも加味したようなデザインを勧めてくれた。
「じゃあ…コレに…しますね…?あの…試着って言うか…このまま…穿いて帰ることはできますか…?」
男性店員の言わんとする事も理解できた私は、頬を赤く染めながら尋ねると、試着室を案内してくれて…。
「あって…じゃあ先にお会計を…。」
その言葉でも試着だけをするわけにはいかない身体の事情も理解してくれたかのように…。
「あっ…いえ…お会計はあとからで結構ですよ…?サイズやデザインも身に着けてみないとわかりませんから…。とりあえず…試着に…。」
男性店員に勧められるまま試着室に入ると男性店員がカーテンを閉めてくれた。
そこで私はスカートを脱ぎ、破れたストッキングを脱ぐと、ヌルヌルとした染みの拡がる下着を脱ぎ、赤い下着を身に着ける。
「コレって…あとから紐を結ぶのかな…?」
私の呟きが聞こえたのか男性店員がカーテンの向こう側から声を掛けてきた。
「ある程度のところで結んで…穿いたあとに締めつけを調整すれば…。」
その声が聞こえた瞬間、カーテン一枚向こうに男性が居る状況で下半身裸になっている羞恥が込み上げてくる…。
「あっ…そうなんですね…?ありがとうございます…。」
慌てて返事をした私は言われたとおりに穿いてみたものの…。
「あっ…あの…いらっしゃいますか…?ちょっとコレは…サイズが小さいみたいで…。」
その言葉に男性店員が変わりのものをお持ちしますと言いその場を立ち去り、程なくして…。
「お待たせ致しました…。もうワンサイズ大きなものをお持ちしました…。失礼します…。」
と…。当然スカートを穿いているだろうと思ったのか『失礼します』と声が聞こえた瞬間にガーデンが開けられ…。
極端に小さい下着を身に着けた私の姿が男性店員の目の前に…。
「あっ…!」
「しっ…失礼しました…!」
慌ててカーテンを閉める男性店員。カーテンの下から恐る恐る差し出すように下着を渡され…。
「あっ…す…すみません…。」
動転した私は下着姿を見られたことよりも申し訳なさが先に立ち、何も言わずに下着を受け取ると、再び下半身裸になると、取り替えられた下着を身に着ける…。
「コレなら…。大丈夫そうです…。コレにします…。」
そう言って鞄からスマホを取り出すと、姿見に映る私に向けて写真を…。
と、その時、カーテンに僅かな隙間があり、男性店員の姿が見えてしまう。
『やだっ…カーテンに隙間が…。さっき慌ててたから…ちゃんとしまってなかったんだ…。
どうしよう…見られちゃってる!?』
頭の中がパニックに…。今見られていると言うことは着替えてる間も見られていたのかもしれない。
カメラを構えて写真を撮ろうとしている姿のまま固まってしまう。
「お客様…先程の小さいサイズはお預かり致しますね…。」
そんな男性店員の言葉に慌てた私はカーテンの隙間に向かってお尻を突き出すように、床に落ちた下着を拾います、カーテンの下から男性店員に渡す…。
そう…少し穿いただけでも沁み出した蜜をしっかりと吸い込んだ下着を考えもせずに…。
相変わらずカーテンの隙間は私の背後に存在した。
鏡に映る男性店員の姿は、今試着して汚してしまった下着を開いて眺めている様子も見える。
そんな男性店員の姿を画面の端に写し込みながら、ブラウスをお臍の上まで捲り上げて、恥ずかしいパンティを穿いた私の姿を撮影する。
≪こんなパンティを選んでみました…。
気に入っていただけるかわかりませんが…少しでも悦んでいただけるように選びました…。≫
なんの躊躇いもなく言われるままに、下着を穿いた画像と共に試着室の中からメールを送ってしまう…。
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