幼い真生の小さな唇が、無垢に男性器の名を口にする。
その柔らかく、紡がれる真生の声を聴くだけで股間が疼くのを感じる。
「真生ちゃん…?どんな感じだい…?」
アイマスクがどの程度真生の視界を遮っているのかを確認する必要はあった。
確認の声掛けを行いながらも、見えていたら驚かずにはいられない状況を示しながらも、仮に見えていても不信感につながらない行動や状況でなくてはならない。
そんなことを考えていると男の脳裏に光明が見えたかのよう、口元が緩む。
「床に座っているのは足が痛いだろう…?
おじさんと入れ替わろう…ソファに座りなさい…。
さ、おじさんの手を持って…?」
すっと真生に向かって差し出される指先…、素直な子だ、見えていれば何の疑いもなく握ってくれるだろう。
しかしそうでなければ、上手くいくはずもない。
意地悪くも、まっすぐ手を伸ばしても触れられない位置で指先を差し出し、真生の反応を確認する。
もちろん、ソファに座りなおさせれば体育座りという恰好から期待できる物は薄れてしまう。
しかし、そのデメリットを押してでもアイマスク装着状態の真生の視界、視覚の確認は重要だった。
そして男は展開次第で次の行動は決めていたのだ…。
もし、視界がほぼゼロ…、真生が男の手を取り損ねるようなことがあれば、堂々とスカートを捲る…と。
「さ、ここだよ…真生ちゃん…。」
-悪いね…佐藤さん…。私ばっかり…。
大丈夫…、大事な大事な真生ちゃんの唇を奪うなんて無粋な真似…、いきなりしやしないさ…。
絶対にしない…とは言い切れないけどね…?-
「っと…こっちだよ…、真生ちゃん…。」
案の定、男の名を呼びながらも伸ばしてくる真生の指先は数回空を切る。
やはり見えていないようだ。
2度…3度と、空ぶったところで、少しバランスを崩しそうになる真生の手を握り支える。
その瞬間に、そっとスカートの裾に手を伸ばし、捲られていることに気づかれないようにゆっくりと翻す。
-すまないな…佐藤さん…。
さすがにもう、真生ちゃんも貴方の目の前で着替えてもくれなくなったんじゃない…?
寂しい思いもしているだろう…。
貴方が真生ちゃんを溺愛していることも知っている。
そんな娘が少しずつ離れていくのを感じているんじゃないか…?
真面目な貴女の事だ、娘の着替えを見たいとか、一緒にお風呂に入りたい…とまでは思っていても口にはできないだろう。
真生ちゃんなら声をかければ抗わないかもしれない。
しかし、それはもうモラルがきっと許さないだろうね…。
つまりどういうことか…。
きっとこうやって真生ちゃんの下着を堂々と目にできるのは…、貴女の奥さんか…今は私だけ…そう言うことなんだよ…。-
翻っていく裾…男は真生をソファに誘いながら、少し前かがみになりその中を覗き込んで…。
【私自身は、貴女がぞくぞくしてくださるのが最高のスパイス。
興奮に、高ぶりに…濡れにつながる行為は全ておっしゃってくださいね…。
誰のモノにもなっていないものを、姑息にも純粋さを逆手にとって手玉に取る…手のひらで転がすというのは本当に堪りませんね。
それが、誰かに愛され、愛でられながら育った娘だというのならなおさらだ…。
もうどうしても手に入らなくなってしまっているだろう、娘という一番近くて遠い存在を、良いようにできる快感。
そんな興奮を描き…その興奮に当てられ…、下腹部が疼きますか…?
友人知人には言葉にできないような、特殊な性癖…より拗らせていただけるのでしょうか。
潤っていただけるのでしょうか。】
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