「ありがとう…じゃあお言葉に甘えて今日はゆっくりしてくるね?
…最近何かあった?…機嫌良さそうに見えるから…
そ?…じゃあ、行ってきます…」
時間を貰えた事へ感謝を述べ玄関先へ向かう妻。
靴を履き替えた後、徐に振り返り尋ねる。
結婚10周年。
僅かな変化に気づいていたのだろうか。
さすが妻…貫録を見せつける。
しかしそれ以上何かを問い詰める事はなく、貴方からどこか自信なさげな返事を聞くと微笑んで出て行った…
妻の思考は貴方が恐れている事にまでは至っていない様子。
所謂女の勘…といったものだろう。
旦那の浮気に気づく様に、恐らくそういった類のものが働いたのだろう。
至るはずもないだろう。
なぜなら相手は…
ピンポーン!…
!?
ガチャ…
「おはよ!(笑)今日もよろしくお願いしまぁす。」
佐藤夫妻の一人娘、真生なのだから…
「わあ…涼しいwクーラー効いてるぅ~…
まだ梅雨なのに暑いね?(笑)」
硬質な音が家全体に響き渡る。
それは始まりの合図の様に貴方へのアナウンスとなる。
少女が中へ入っていくと瞬く間に現実味を帯びていく…
水色のワンピース…
ノースリーブの脇、大きめに開いた胸元、膝上丈のスカート裾、素足…
夏の物語から抜け出した様な少女が今、貴方の目の前でソファーへ座っている。
そう、これは現実なのだ…
先週あの教育を受けた後、この子は再び訪れたのだ。
これはもう…
「ねえおじさん…今日は何を教えてくれるの?ンンw」
神は貴方に微笑んだ…
【裏切り…が起こった瞬間でしょうか。
何気なく起こるそれが私を酷く滾らせます。
確かにこういったコンテンツなのである程度予定調和でお付き合いくださっているのでしょう。
しかし、まるで現実で起こっているかの様にお上手に描いてくださる貴方…
私は既に何度か、果ててしまっています。
もっと裏切られたい…騙されたい…良い思いをされて得をされたい…
人間の卑しい部分を見たい!
背徳の中にあるエロスが、私の最高の快楽です。】
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