「そうかなあ(笑)なんか気になって…」
再びソファーへ並んだ二人。真生も貴方の胸に頭を乗せる様にもたれ掛かる。
あの様な本が棚にあった…
その事実の後にも貴方へ嫌悪感がない様だ。
「じょせいになっていく為に…必要な事?…恥ずかしい?…」
真生は不思議そうな顔をしている…
「うん!中学生w おとなの階段?…
ふ~ん…じゃあ友達もそろそろ始める事なのかな?…
自分だけ出来なかったら…なんか恥ずかしい!w
その時……うん。出来なかったら…困りそう…
当たり前に出来るように、なりたいなw
うん。自慢は…したくないなぁwそういうのって、しない方が…なんかカッコいいし(笑)」
好奇心旺盛、素直、純粋…
そんな格好の餌食になりそうな内面性をしている真生。
本来は守るべき子供。守ってあげなければいけない子供…
しかし貴方は闇を宿す眼光を向けていた。なぜ…
「でも、どうして教えてくれないの?…」
やはり賢い…
確かに無防備な少女ではある。しかし、知能はしっかりとあるのだ。寧ろ、高い程かもしれない。
貴方の話の矛盾点を逃してはいなかった。やや据わった黒目がちな眼で貴方をじっと見つめている。一切逸らさず、貴方の目の奥を見る様に…
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「…いいお本…読んでみたいなぁ…」
漸く目線を外した真生は、顔を本へ向け直すと呟く。
「ねえおじさん…私、やってみたいんだけど…教えてくれる?
まだ…早い?…
おじさんの話聞いてたら…教えてほしくなったんだ…
?
おじさん?…気分、悪いの?なんか、汗かいてるから… ?」
真生は無垢な表情で貴方をきょとんと見ている…
【お忙しい中だと思うので構いません。
お返事いただきありがとうございます。】
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