ようやっと他言しないことを口にする美奈。
その言葉に安心とまではいかないが、少なくとも逃走や抵抗の意志というものを感じはしなかった。
「その言葉を聞けて安心しましたよ…。
これで改めて面接が続けていけるというものだ…。」
相変わらず、男は手元でスマホを美奈に向けたまま言葉をかける。
スマホを通し見えてくる肉付きの良い体つきは、呼び止めたことを後悔させないほどに柔らかさを感じさせる。
「そのまま浅く座りなおしていただけますか…?
そしてゆっくりと、足…膝を開いていってください…。
次はスカートの中を確認させていただきます。
弊社で勤務をするにあたっては、従業員の着用する下着も把握する義務が、ありましてね…。
脚を開いて…ゆっくりとスカートを捲り、下着の色…柄…素材を順番に私のスマホに向かって説明してください。」
恥ずかしい内容の混ざる自己紹介を終え、さらにエスカレートしていく男の指示。
どう転んでも地獄でしかない、美奈の2度目の最終選考はここから始まったようなもの。
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