あり得ない告白をしてしまった私は、湧き上がる欲求を抑えきれなくなってしまった。
いつしか人影も疎らな深夜の時間帯。街全体が眠りについたように静かになっていた。
信号で止まる度にシートにあげた片脚を大きく開き、涎を滴らせる程に濡れるアソコを擦り上げてしまう。
「あぁ…ダメっ…教頭先生とだなんて…。もし…命令されちゃったら…ホントに教頭先生と…?」
暫くして届いたコメントには案の定…。
「あぁ…やっぱり…。」
先程まで話していた服装で、セクハラされたらセックスを…。そんな書き込みに身体が震えるほどゾクゾクとした何かが私に襲いかかる。
≪そっ…そうですか…。服装は言われた通りに…。
でも…セクハラされないかもしれないし…。
もし…セクハラされたら…その男性と…セックスしなければならないんですね…?≫
そのコメントに対する返事は無く、深夜の街を走りながら飽くなき快楽に浸りながら帰宅すると、深く逝かないまでも何度も波が押し寄せるような快感を味わったためか、そのままソファーに倒れ込むように眠りについてしまう…。
翌朝…。
「えっ…!?もうこんな時間!?」
慌てて飛び起きた私はいつもより遅く目覚めたことに焦りながらも…。
「昨日の…あれは…夢…?違う…あれはホントの事…。」
急いで朝食を摂り、着替えるために寝室へ向かうと…。
「このスカートを…ノーパンで…。それに…ストッキングも無し…。」
慌てていたはずなのに、指示通りのスカートを手に取ると、それを身に着けた私の姿が頭に浮かぶ。
そして今日、起こるだろう淫らな場面を思い浮かべてしまう…。
「セクハラしてくるのは…教頭先生だけ…。もしセクハラされちゃったら…教頭先生と…セックスを…。」
いくら考えてみても、それを回避する事は難しい事くらいわかっていた。
あり得ない事…何をどう間違っても交わることなど生理的に拒むような相手となんて…。
妄想を振り払うかのように頭を左右にプルプルと振ると、いつものようにブラウスとジャケット。
そして指定されたタイトスカートを身に纏うと、裾から指先を忍ばせて下着を下ろし足首から抜き取る。
「ホントに脱いじゃった…。このまま学校に行くなんて…。教頭先生じゃなくたって…バレちゃったら…。」
不安はもちろんあった。しかしそれ以上に興味とも欲求とも一言では表せないドキドキが私を家から追い出すように歩き出す。
そして…。
「おっ…おはようございます…。」
普段よりも声は細く、誰にも気づかれたくないという内心が現れたような小さい声で挨拶をしながら職員室の扉を開いた。
『あれっ…教頭先生が居ない…。』
いつもは朝一番に誰よりも早く登校して席に座っているはずの姿はそこにはなく、予定表を見ると午前は地区の会議に主席するとなっていた。
『午前中は居ないんだ…。午後は私授業詰まってるし…放課後見つからないようにすれば…。』
やはり生理的に求めるはずのない相手とは、そうはなりたくはないという想いが勝るのか、内心ホッとしながら午後には上手くかわすことができればと考えていた。
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