リューヤ「前回はケンジの耳かきに遮られてしまったが……オレは澪ちゃんの下着姿の先が見たい。」
放課後のマン研部室、今日も一輝達3人は良からぬ計画を企てている。
一輝「うむ、一切異論ナシ。」
ケンジ「そ、それって……澪ちゃんの裸って事だよね?
そりゃあ確かにオレも見たいけど……学校だぜ?
流石に全裸はマズいんじゃ……。
もし他の誰かに見られでもしたら……。」
一輝「大丈夫だろ。
ここは本校舎から少し離れた別館の1番端の部屋だし、窓も無い。
扉に付いてる小窓は板を閉めれば、外から部屋の中の様子を見られる事も無い。」
ケンジ「………分かった。
その代わり今日は動画撮影はナシな。」
一輝&リューヤ「えーっ、なんでだよー。」
一輝とリューヤからブーイングが起こるが、ケンジは譲らない。
ケンジ「そんな動画が何かの間違いで誰かに見られたり、ましてや流出したりしたら取り返しが付かない事態になっちゃうだろ。」
みんなの意見がまとまった所で、一輝は一旦部室の外に出て扉の小窓に付いている板をスライドさせて閉めると、遅れてやって来た澪に催眠術をかける。
リューヤ「み、澪ちゃん……今日は……オレ達の前で……服を全て脱いで全裸になりなさい。」
一輝達はいつも以上に緊張した面持ちで、澪を取り囲む。
一輝達は遂に禁断の扉を開けてしまう。
この事が、のちに澪を飛んでもない危機的状況に追い込んでしまうなど思いもせずに。
【別館とは、文化系・体育会系の全ての部室が集められた建物で、アニ研の様な人気の無い部員も少ない部は建物の隅に追いやられている。
他の部室にはちゃんと窓が付いているが、建物の構造上張りと柱に囲まれたマン研の部室には窓も無い。
マン研の部室の隣りも人気の無いミステリー研究会で幽霊部員ばかりで、普段マン研の部室の周りに人が来る事はほとんど無い為、一輝達にとっては隠れ家的な場所となっている。
昨日までのほんわかムードから一転、ここからは少しシリアスな展開になる……かも。】
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