下着の中でうごめく手の速さが増して絶頂を迎えようとしたところでサイトのコメントに気づく…。
「そっ…そっか…。あまり大胆過ぎるのも良くないのね…。」
上り詰める寸前での熱く昂った身体が少しだけ冷静さを取り戻す。
少し身体を起こし窓の外に視線を向ける。カーテンの引かれていない窓ガラスには淫らな表情のまま下着を丸見えに脚を開いた女が見える…。
「私…こんなにイヤらしい顔で…。」
慌てて窓辺に近寄るとレースのカーテンを引き…。
「私に興味を持ってもらう為に…?私のことを知りたいと思ってもらう為に…?」
辺りを見渡してそれらしいものを考える。クローゼットに視線を向けるとその中から夫のワイシャツを取り出して…。
「これ一枚だけ…羽織って…。」
夫のワイシャツを抱えて部屋を飛び出した私はパスルームに駆け込み頭から熱いシャワーを浴びた。
「凄い…私…。凄くイヤらしい事しちゃった…。」
窓に向かって脚を開き、下着を丸見えに露出しながらその中に手を差し込んで…。
頭の中に浮かぶ光景が一瞬冷静になりかけた私の意識を再び乱そうとする。
どれほど熱いシャワーを浴びても、その昂りが癒やされる事はなく、浴室から出ると軽く髪を拭き身体もさっと拭いただけでにとどめて夫の白いワイシャツを素肌の上に着る。
汗ばむ身体に吸いつくようにワイシャツが張りつく。髪から時折滴る水滴もワイシャツに潤いを与える。
「レースのカーテン越しだし…このくらい…大丈夫だよね…?」
コメントにあったように洗面所から夫の使っている電動歯ブラシを手に寝室に戻る。
サイドテーブルの明かりはつけたまま、ぼんやりと浮かび上がる私の姿が彼からは見えるだろうか…そんな事を考えながら肩に掛けたタオルで髪を拭きながら窓辺に佇む。
「見える…?お風呂上がりの私…。新伍さんのワイシャツの下は…裸なのよ…?」
薄暗い中でもわかる身体。所々吸いつくように張りついたワイシャツは、私から見れば胸の形や乳首の突起まで見えてしまう。
そんな無防備な姿で窓辺に立つ刺激は次第に私の淫らな部分を蘇らせる。
≪今…お風呂から出て夫のワイシャツだけを羽織って窓辺に立っています…。
レースのカーテンは閉めたので外の様子が何もわからない…。
もしかしたら…カーテン越しに…あの子が覗いているかもしれないのに…。
私…汗で濡れたワイシャツが…肌を透けさせているのに…窓辺に立って…手には…夫の電動歯ブラシを…。≫
外からの視界を曖昧にするレースのカーテンの前に立ち、片手を窓につくと手にした電動歯ブラシを眺める。
それはいつも夫が歯を磨く歯ブラシ。それを私は今から敏感な部分に当てて刺激を得ようとしている。
「あなた…?これはあなたの歯ブラシ…。でもあなたは…こう言う事をする私を望んでいたんでしょう…?」
歯ブラシのスイッチを入れると機械的な振動音が鳴り響き、その振動が微かに持つ手に伝わる。
ゆっくりとその先端を胸元に運び、ワイシャツの上から既に固く尖る乳首に当てた瞬間、腰が砕けそうな衝撃が身体中に走る…。
「はぁ…あっ…あぁ…ダメっ…。こんなに…あぁ…こんなに刺激が強いなんて…。」
乳首に当てた電動歯ブラシは容赦なく私を搔き乱し、膝から崩れ落ちそうな刺激に堪えながら、片手を窓についたまま腰をくねらせながら窓辺に立ち続ける。
≪今…窓辺に立って…電動歯ブラシを…乳首に…。
あまりにも強い刺激で…立っていられないほど…。あぁ…サイドテーブルの明かりが…私をぼんやりと照らして…。もしかしたら…見られちゃうのかもしれない…。≫
今の状況を短くコメントにしてサイトに上げる。
堪らずに腰が砕けたように、背後のベッドへ崩れ落ちるように横たわると、乳首から次第に下へと向かう振動に搔き乱されながら、恐る恐る股間へと忍ばせると…。
「ああぁぁっ…!ダメっ…!凄いっ…!」
股間に与えられる刺激は乳首への刺激とは比べ物にならないほど激しく、堪らずに脚を伸ばしたまま開き、刺激に狂わされた脚はレースのカーテンに張りつきながらカーテンを揺らしてしまう。
「あぁっ…あっ…ダメっ…!凄い…あっ…凄すぎるよ…。」
快楽に支配された身体は意思とは関係なく痙攣を繰り返し、伸ばしたままの脚は上下左右に目まぐるしく動きながらカーテンを揺らす。時折カーテンの隙間に窓の外の暗闇が見える程に隙間をつくったかと思えば、激しく揺れながらその隙間を掻き消す。
≪だっ…ダメです…電動歯ブラシ…電動歯ブラシは…刺激が強すぎて…ベッドへ倒れ込んで…股間にあてたら…あぁ…ピンと伸びた脚が…レースのカーテンを…悪戯してる…。たまに…カーテン開いちゃう…でも…それは身体が勝手に…。≫
快楽の中にあってもサイトへの報告だけはなんとかすることができた。
何度も繰り返される波のように次々に襲いかかる快楽に溺れそうになりながら…。
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