二回目、三回目、四回目の中だしが終わった・・・。
時はすでに、朝の5時になっていた。
まだ一回残っているがこのまま続けたら誠司さんが起きてしまう・・・。
響子
「お願いします・・・場所を変えてください。
このままだと誠司さんが起きてしまいます・・・」
山本
「仕方ないな奴だな・・・じゃあ、一回は貸しだ」
もう既に、見下げる様に言って部屋を出ていく。
私は誠司さんの顔を拭いたりして片付けをしていた。
響子
「あなた・・・ごめんなさい・・・こんな事になってしまって」
その頃、これ山本はフロントに行き、貸し切り風呂の予約をしていた。
そして散歩をしに温泉街に来た山本・・・。
山本
(誰かに付けられている気がするな・・・誰かに付けられているな。
彩音とか言う響子の後輩か?・・・)
違和感を感じて、曲がり角のカーブミラーで確認した。
山本
(やはりな・・・彩音とか言う響子の後輩だ。
俺を捕まえる気なのか?・・・)
基本、レイプ犯や傷害犯は、現行犯逮捕が普通だが、俺の様に
ブラックリストで、要注意人物は別件で逮捕して締め上げる事も出来る。
それでも、何か証拠を見付けなければなかなか難しい。
それは、俺が会社員をしているからだ。
響子の態度から、何かしでかすと気付いたのだろう。
しかし、単独の様だ・・・。
そんな事を考えて歩いていると、前から男子学生数人が歩いてきた。
山本
「道を聞きたいんだが・・・良いかな?」
男子学生達に声をかけて彩音の写真を見せながら・・・
山本
「おい、大きな声出すなよ・・・この女とヤりたくないか?」
男子学生A
「こんな美人なら・・・良いぜ」
山本
「なら、協力してくれ・・・」
男子学生B
「いいですよ・・・大丈夫なんですか?」
山本
「ああ、とりあえず一人ライン交換だ」
男子学生
「OK」
と小さい声でやり取りし・・・
山本
「ありがとう・・・じゃあ、作戦会議しようか・・・」
と言って近くの喫茶店に入った。
彩音さん
(うん?・・・共犯と合流?・・・)
彩音さんを突き動かしていたのは、正義感だけだった。
女の敵である山本を許せない・・・そんな気持ちが単独行動
と言う暴挙に駆り立ててしまった。
共犯者がわかった時点で、応援を頼むべきだったのだ。
山本は男子学生に、シナリオを説明する。
山本
「まず、ここの廃ビルに向かう、その近くに居てくれ
他言は無用、目出し帽と軍手は忘れずにな」
そう言って、店を出て廃ビルに向かう。
そして廃ビル近くで彩音が男子学生達に囲まれた時、山本は彩音さんに
クロロホルムを嗅がせ眠らせた。
そして男子学生達と、彩音を抱き上げ廃ビルに入りベッドがある綺麗な部屋に
彩音さんを連れていき両手を縛り天井から吊るした。
彩音さんは両足も縛られお尻を突き出した立ちバックスタイルにされていた。
そして山本は一旦ホテルに帰って行った。
【狼の群れの中に、彩音さんを置いておくおですね・・・
学生くん達は、我慢できるんでしょうか?
取り敢えず、流れは思った様にして貰って良いです】
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