私は一晩中山に抱かれていた・・・。
目が覚めると腕枕をされ抱きしめられていたのだった。
今までにはない
山本の行動に戸惑いばかり感じている。
山本
「起きたか。」
ホテルのパジャマを着ると朝食を頼み二人で食べ始める。
響子
「お、おはようございます・・・」
山本
「響子、今度また出張があるから一緒に行くぞ。」
食事が終わる頃、彩音が部屋に入ってきた。
山本に報告している。
私にしろ、彩音にしろ犯罪者の元にいる状況は、滑稽であった。
山本
「彩音、今度俺達は仕事で出張に行く、行き先はこの間の温泉地だ。
お前も一緒に来るんだ」
彩音
「わかりました。」
彩音の心にも山本は侵食していた。
彩音も犯罪に加担している事は理解出来ている。
しかし、一度手を汚せばあとは転がり落ちるだけ・・・。
それでも、良いと思い始めていた。
ただ・・・響子の存在は徐々に邪魔になって来る・・・。
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