私はやっと、夕方解放された。
誠司さんが帰ってくるより先に、何とか帰り夕飯の支度をしていた。
そして何事もなかったように誠司さんの帰宅を出迎え二人の夜を過ごす・・・。
狂った様に山本を求めて、お互いベットに入ったら眠ってしまった。
夢の中でも、山本に犯されている自分がフラッシュバックしていた。
もう、誠司さんではこの身体を持て余してしまう・・・。
そう感じていた・・・。
翌日の昼過ぎに自宅のインターフォンがなった。
私はいつものように山本が来たと思い玄関の扉を開ける。
しかし、そこには元同僚の北川梓刑事が立っていた。
北川
「こんにちは。斉藤響子さん、少しお話があるのだけど・・・
今、良い?」
響子
「お久しぶり・・・ど、どうぞ・・・」
リビングに通した。
確か、北川さんは鉄道関係の対策班・・・もしかして・・・。
北川
「先日、◯◯駅で私の追っている痴漢集団が監視カメラに写っていたの。
その映像を解析した結果、驚くことに貴女が一緒に写っていたんだけど
どういうことか話を聞きたくて来たの。」
やはり、先日の痴漢集団に電車でイカされてホテルに連れて行かれた時の
ことを調べているようだった。
響子
「わ、私が?・・・何かの間違いじゃない?・・・」
下手をしたら、芋づる式に何もかもが、白日にさらされる・・・。
誠司さんには知られたくない・・・。
咄嗟に、自分じゃ無いといってしまった・・・。
※元投稿はこちら >>