「あっ、ごめん。ちょっと見惚れすぎて心臓が止まりそうになってた。…グラビアのときに着ていたのでも、こっちのマイクロビキニの方だったんだね。
すごく、そのエロくって…ちょっとプールに入って冷やさないとどうにかなっちゃいそうだよ。」
目の前まで来ていたひとみに向かって慌てて言葉を漏らすおじさん。
そんな自分たちに向けて媚びるような笑顔を見せながら、プールに誘ってくるひとみ。
両暴走寸前の時に見張りをしていた二人の間に割り込むと、二人の腕に自分の左右の腕を組んで引っ張っていく。
ひとみが二人の肘を柔らかな乳肌に引き付けるようにしながら歩いているのは、さっき触らせてあげられなかった埋め合わせの気持ちがあった。
そんなファンの男たちを引き連れてようやく真奈美に追いつくと、そこでは楽しげに集まって話しているところだった。
「もう、本当に悪いことばかり思いつくんだから。…とりあえずジャンケンして順番を決めて欲しいな。1番目の人が浮き輪を借りてくるってことで。
あっ、やっと追いついてきたんだね。…ひとみちゃんの分も浮き輪借りてきてもらう?この流れるプール1周分ずつ、一つの浮き輪で一緒に流れてみたいんだって。」
ひとみに気がついた真奈美が聞いてくる。…でもそのイタズラっぽい笑顔と『悪いことばかり思いつくんだから』という言葉から、ただ流れるだけではないのだろうと予想はつく。
周りのファンを見れば期待に満ちた視線をひとみに向けていた。
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