「初めてのひとみちゃんにもう一回確認ね。
前半と同じでカウントダウンに合わせて私達がステージ上にスタンバイ。…カウントゼロで後半のショーの開幕になるわ。
そうしたらランウェイ中央まで進んでからガウンを脱いでひとみちゃんのセクシーな下着姿をお披露目。あとは前半と同じ流れで戻ってくればいいわ。…ひとみちゃんが10人目で私達のトリになるから、私達の動きを見てひとみちゃんもアピールしてね。
やっぱり前半の盛り上がりを考えての調整かな。…ひとみちゃんとハート・ナイトさんは相性がいいのかな。なんだか映えるんだよね。」
舞台上のカウントダウンが始まるなか、真奈美が最初の流れを確認してくれる。
後半はランジェリー・ナイトライフ関連ということで最初の10人のランウェイまでしかライブ配信はされていない。修整しなければ配信不可なランジェリーや演出が当然のようにあるからだ。…だが修整・編集されたショーの映像が関係者に配布されるためカメラは撮影を続行してるため、ひとみはライブ配信されていると思ったままである。
「ひとみちゃんは昨日のことを思い出しながら楽しめばいいのよ。…だってこの下着だって男の視線を自分に向けて興奮させたい勝負下着でしょ。
それじゃあ、頑張ろうね。」
声を掛けるとすぐに残り15秒、ステージの照明が消えたと同時に舞台上へと配置につく10人。
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