「ま、まいどあり。すぐに持ってきます。」
注文を聞いた店員が若干歩きにくそうにしながら厨房に戻っていく。…それを見て真奈美が意地悪そうな笑みを浮かべる。
「あの店員さん、勃っちゃってたわね。…ひとみちゃんの大胆な胸元を覗いて興奮しちゃったのかな?」
他の客には聞こえないくらいの声で、ひとみをからかうような口調で言う。
そう言われて胸元を隠すように腕を組むといつもと違う柔らかさを感じ取り、改めて自分で胸元を見てブラをしていないのに気がつく。
そうして周りを見回してみれば、男性客が慌てたように視線を外していった。
「いいじゃない。見られて興奮してもらえるって、私達からしてみれば最高なことじゃない?…わたしたちの見られることが仕事なんだから。
この間のグラビアだって、あの雑誌を買った人たちが自分を見てオナニーしているんだって考えたらちょっと興奮しない?」
真奈美の考えはグラビアよりだから一緒とは言えないかもしれないが、今も身体が疼いているひとみにとっては否定しづらいものだった。
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