「そんなにかしこまらなくたっていいんだよ。企画室って要は雑用係の部署なんだから。…本当に偉いのはデザイナーさんや製造さん。次に売り込んでくれる営業さんかな。
僕たちはそのお手伝い係だよ。…それだって真奈美ちゃんやひとみちゃんみたいなモデルさんがいてくれるから成り立つんだしね。
それにここっておしゃれな割にはリーズナブルな値段だしね。もっと豪華なフランス料理とか連れて行ってあげたいけど、僕にはこのくらいが限界なんだ。」
『企画室 室長』と会社で上位の方では?と思えるほど現場主義な気さくなおじさんだった。
「とりあえず料理の方は店のコースで頼んであるから、全部届いたあとに他にも食べたいものがあったら注文しよう。
ドリンクの方は…二人とも未成年だったね。
飲酒は二十歳からだから、真奈美ちゃんがちゃんと注意して選んであげてね。」
「わかりました。私にお任せください。…ひとみちゃんはフルーツ系と甘い系、どっちのほうが好み?」
中田の注意を受けて、ひとみにドリンクの好みを聞いてくる真奈美。…でもメニューで見せているのはアルコールが入ったカクテルのページだった。
二人がメニューに夢中になっている中、中田はひとみの身体をじっくりと観察していた。…男好きしそうな胸から腰にかけての滑らかなライン。ニットに浮き上がる乳首の位置。…ガラステーブル越しに見えるスラリと伸びた脚は、まだ女としての注意力が足りないのか少し開き、ずり上がったワンピの裾からノーパンのワレメが見えてしまっていた。
※元投稿はこちら >>